前回はハイパーバイザーとCVMがイメージングされている状態で、Discoveryが可能な状態での動作について説明をしました。
では、仮にサーバーのディスクやブート領域が故障して、CVMやハイパーバイザーが起動できない状態からのイメージングの場合、Discoveryができないため前回お伝えした方法ではイメージングができません。このような場合、ベアメタルFoundationという手法を利用してイメージングを行います。今回は、このベアメタルFoundationの紹介を行います。
CVMが存在していない場合、FoundationからDiscoveryができませんので、ノードを決め打ちで定義をする必要があります。その際に重要なのは、IPMIになります。
前回紹介したDiscoveryのパターンで紹介したFoundationの方法では、ノードの検出を行いIPMIのIPアドレスを付与しますが、Discoveryができない以上IPMIのIPアドレスを指定することが出来ません。
そのため、ベアメタルFoundationは、イメージングをしたいホストに対してあらかじめIPMIにBIOS等でIPアドレスを指定しておくか、IPMIポートのMACアドレスを控えておきます。
この控えたMACアドレスもしくは、IPMIのIPアドレスを元に、手動でホストを作成します。
FoundationのDiscovery後のリスと表示の右上にノード追加のメニューがあります。
これで、DiscoveryにおけるFoundationとベアメタルFoundationの違いが理解できたかと思います。
次回は、Foundationにおける設定内容を具体的に見ていきたいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿