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2018年12月3日月曜日

Nutanixにかんするウワサを検証その5

この記事はNutanix Advent Calendar(1枚目) 2018/12/1の記事です
今回はNutanixに関する、ちまたで流れているウワサとその答えを紹介していきたいとおもいます。

ウワサ1
Nutanixは、RF3(データー三重書き込み)でないと、データーロストする可能性が高い

真相
ウソ

はっきりいって、全くのデタラメです。
Nutanixは、データーを二重書きするRF2が標準で、5ノード以上ある場合はRF3で構成することができます。
Nutanixは、ストレージの機能がかなり強いことで有名です。Nutanixのコア機能はストレージ機能と言ってもよいかもしれません。
スケジュール設定ができるストレージスナップショットの機能やレプリケーションは、高度なストレージ機能であることを象徴しています。
Nutanixは、パフォーマンスよりもデーターの保全性を大事にする作りになっており、データーロストはそう簡単に起きるような物ではありません。


ウワサ2
Nutanixは、AHV以外のハイパーバイザーは動作しない

真相
ウソ

これもウソでしかない話ですね。
Nutanixは、AHVはもちろんですが、vSphereやHyper-V、Citrix Hypervisorに対応しています。これはユーザーさんに使い慣れたハイパーバイザーをそのまま使っていただき、Nutanixの良さに触れていただくという、選択の自由というコンセプトから来ています。
好きなハイパーバイザーを選べるのがNutanixのメリットであり、これを制限するとNutanixのコンセプトから外れてしまいます。


ウワサ3
Nutanixは、ソフトウェアなのでストレージの信頼性が低い

真相
ウソ

これは、もはや昨今のストレージ事情を知らないとしか言えないウワサです。
昨今はネットワークなどを含めSDx(ソフトウェア定義)が非常に流行っています。
そもそもストレージ専業メーカーのストレージコントローラーも、IntelCPUが搭載されており、Linuxの上で動いている物も多くあります。
つまり、最近のストレージはソフトウェアで動いています。
コントローラーが別のハードウェア筐体になっているか、仮想アプライアンスで動いているかの違い程度でしかないでしょう。
信頼性は、ソフトウェアだから低いというのは、昨今のストレージの構造を考えると理屈的に間違っていることがわかります。


ウワサ4
Nutanixのワンクリックアップグレードは高い確率で失敗する

真相
ウソ

アップグレードに対するプロセスは、確実に失敗しませんとは言えませんが、失敗はかなり少ないです。それには理由があります。
アップグレード前に、アップグレードができる状態かを確認するPreUpgrade処理が行われ、アップグレード処理ができるかを確認しています。
このプロセスが通過できない場合そもそもアップグレードはできません。
そのため、アップグレードに失敗してクラスターが停止するといったことは起きません。



ウワサ5
AHVは、信頼性が低く本番用途では、使い物にならない

真相
ウソ

AHVは、KVMをベースにしていますが、ライブマイグレーションはもちろん、HAの機能や仮想マシンのリソースを平準化するADSという機能を搭載しており、エンタープライズな環境でも十分に利用できるハイパーバイザーです。
AHVについては、こちらを見ていただくと参考になるとおもいます。
なおAHVは、公共や医療、製造業など様々な業種で利用されており、その信頼性の高さはこの実績からもわかるかとおもいます。



今回も5つのウワサを解説しました。
新しい製品となるとどうしても根も葉もないウワサが飛び交う物ですが、正しい情報を入れることが大切ですね。






2017年12月1日金曜日

Nutanixにかんするウワサを検証その4

この記事はNutanix Advent Calendar 2017 12/1の記事です。

今回は、毎度ながら好評のNutanixでよく聞くウワサの真相を確認する、ウワサシリーズです。
Nutanixを提案していると、競合他社からこういう話を聞いたとか、こんなウワサを聞いたなど、Nutanixに関していろいろなうわさ話を耳にすることがあります。
Nutanixは、2016年に上場しもはや大手企業の仲間入りをしていますが、まだNutanixという会社の知名度は低いところが有り、怪しい会社の怪しい製品と時に勘違いされることがあります。
今日は、その噂の真相第4回目となります。

ウワサ1
Nutanixのストレージは、シック(Thic)プロビジョニングの仮想ディスクが作成できないので、Disk I/Oパフォーマンスが悪い

真相
ウソ

これは、誤解が無いように説明をしておきたいのですが、NutanixとAHVにおいては、シックディスクを作成することはできません。基本シンプロビジョニングとなります。
vSphereの場合は、VAAIドライバーが組み込まれているため、シックディスクの構成が可能です。
ココで問題なのは、シックかシンかで、パフォーマンスが異なるかと言うことです。
Nutanixは、階層型のストレージであることから、上手にキャッシュを利用することと、SSDのハイパフォーマンスを利用して、高速I/Oを提供します。
一部のデーターベースソフトウェアでは、シックディスクでないとパフォーマンスが出ないと思われている方がいますが、これは、まだHDDでしかストレージが構成出来なかった時代の話しです。Nutanix+AHVでもNutanix+vSphereで、シンディスクを利用しても、Nutanixの高速I/Oを体感できることに変わりがありません。

ウワサ2
Nutanixは、オープンソースソフトウェアを多用しており、信頼性に欠ける

真相
ウソ

残念ながら、OSSという文化を否定すると、世の中で稼働しているたくさんのシステムそのものを信用できないと言っていることになります。
例えば、SSHの世界ではOpenSSH、SSLの世界ではOpenSSL、もっといえば、世の中に様々な機器はLinuxというOSSの代表格のようなOSに支えられています。
GoogleやFacebookも、OSSを多用して大量のアクセスをさばける分散システムを構築しています。
OSSは、フリーウェアーや個人が作成した物ではなく、世界中のスゴイ技術者達が知恵を持ち寄って作っている物で有り、バグの報告やFixや機能追加も積極的に行われています。OSSで高い信頼性があるものが提供されているのに、同じことができるソフトウェアをわざわざ自社で開発しその開発コストを製品に転嫁する形は無駄で有り、ユーザーの求める物ではありません。
OSSは、信頼性がないというのは、ただの印象操作の話しです。



ウワサ3
Nutanixは分散ストレージのため1本のディスクが故障するとリビルドに長時間がかかる。

真相
ウソ

これは残念ながら完全なウソです。なぜならNutanixには、RAIDの概念がありませんので、そもそもリビルドは発生しません。
Nutanixは、1本のでぃすくが故障した場合、故障したディスクに入っていたデーターは当然冗長化を失いますが、ディスク故障を検知した瞬間、その他のディスクに分散されて配置されたデーターを瞬時に別のノードにコピーします。
リビルドはRAIDグループの全てのディスクに対してリビルド処理が走るため、負荷がかかりますが、Nutanixは、失われたデーターブロックだけをコピーして終わりですので、1本のディスクが壊れても、数十分の単位で修復が終わります。



ウワサ4
Nutanixは、小さい会社なのでどこかに買収される可能性がある

真相
小さい会社というのは、もはやウソと言っていいでしょう。
買収は状況によりわかりませんが、現状その可能性はまずないでしょう。

そもそも、小さい会社ではないということは、
これは、投資家やそのほか経営的な問題ですので、絶対という話はありません。
ただ、Nutanixはすでに上場企業であり、その行方はわかりませんが、まず経営者の戦略的に売却をしたり、競合から金を積まれて買収されると言ったことはないでしょう。
ストレージの王者であるEMCでさえも、Dellに買収される時代ですので、企業の行方はわかりませんが、Nutanixは、元気な上場企業ですので、このタイミングでの買収は考えられないでしょう。



ウワサ5
Nutanixは、ハード保守会社を選べないので自由がきかない

真相
ウソ

Nutanix単体で見たときは、Nutanix純正の場合、保守は全てNutanixになります。
IBMのAS400などすでにIBM製品をコアで利用されているユーザーの場合、IBM保守の高い品質を好まれ、IBM保守を指定で希望ケースに出会うことがあります。
Nutanixの場合、IBM PowerのモデルのNutanixは、IBM自身が販売しているモデルになるため、IBM保守を受けることが出来ます。
また、Intel CPUを希望される場合、Dell XCを利用すると、IBM保守を利用できるオプションが存在しています。
保守も、ハードウェアも自由に選べるのが、Nutanixの「選択の自由」なのです。

今回も5つのウワサに言及しました。
端的に答えられない話もありますが、技術的な話しや機能的な話しでは、まだまだデマが流れていることがあります。
Nutanixに対する正しい情報を入手し、正しく判断をしていくことが大事です。

明日は、私と最も近い(場所?関係?)、@mmorishiさんです!



2017年10月8日日曜日

Nutanixにかんするウワサを検証その3

Nutanixを拡販していると、こんなウワサ話を聞いたけどホントですか?などの聞かれることがしばしばあります。
これは、Nutanixの情報がまだまだ少ないことも影響しているようですが、正しくない情報がそのまま流れ続けることは、フェアではないと思います。
今回は、Nutanixに対するウワサの第3弾と記載します。


ウワサ1
Nutanixは、台湾メーカーの製品で故障しやすい。

真相
ウソ

これは、前回のウワサ2でも書きましたが、壊れるか壊れにくいかは、個人の判断によるところもでありますので、何とも言いにくいところがありますが、この噂の中で明確な嘘が1点入っています。
それは、「台湾メーカー」という表現です。
Nutanix純正のNXシリーズは、スーパーマイクロ製のハードウェアを利用しています。
スーパーマイクロは"アメリカ"の会社です。

(参考)スーパーマイクロの紹介(wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/Supermicro

スーパーマイクロは、Nutanix以外でも様々なメーカーにOEM/ODMでハードを提供したり、レンタルサーバー事業者など大量のサーバーを必要とする会社で多く使われている大変実績のあるハードウェアであることをまずは理解しておく必要があります。


ウワサ2
Nutanixは、SSDに相当な負荷をかけているのでSSDが短時間で故障する

真相
ウソ

これもまたウソな話ですね。
そもそもHCI製品はどこのハードウェアもSSDの高速なパフォーマンスとHDDの容量コストをうまく使っています。そのため、どのハードウェアにおいてもSSDをフル活用するのは間違いありません。
ここで出てくるのは、Nutanixが採用しているSSDは、耐久性の高いSLCのモデルを採用しています。そのため、壊れにくいパーツを採用していることはきちんと押さえておく必要があります。
一般的に考えても、SSDよりもHDDのほうが壊れやすいことは容易に想像できます。


ウワサ3
Nutanixは、内部構造が複雑で障害が発生すると復旧まで時間を要する

真相
ウソ

Nutanixはソフトウェアですので、ソフトウェア内部プロセスとしては様々なプロセスが動作していることは事実です。
しかし、これらのプロセスに動作異常が発生した場合、Prism側できちんと何が悪いかのエラーがきちんと表示されます。
Nutanixには、優秀な保守エンジニアがそろっていることは前回のウワサ2で紹介した通りです。
従来のサーバー故障の感覚から行くと、サーバー機の不調があった場合、まずサポートセンターに電話をしてコールセンターの方に症状を伝えて、とりあえず保守員に現地に来てもらうという対応をしていただいたこともあります。
保守員は、あーでもないこうでーもないと電話でサポートエンジニアと会話しながら切り分けをするケースはよく見る光景です。
一方で、Nutanixは、ハードウェアは、極限までシンプルにしていますので、まずハードの故障は保守員が直行してあーでもないこーでもないといった切り分けをする必要が全く必要ありません。では、ソフトウェア面での切り分けはというと、NCC(Nutanix Cluster Check)といわれるNutanixを全体にわたってチェックする総合ツールがあります。これは、単純に言えばshow tech-supportみたいなもので、全体の情報をチェックしてクラスター全体の情報を収集します、これを見ることで原因個所をすぐに突き止めることができます。また、Nutanixには、WebEXを使ったリモートサポートがありますので、電話して保守員が来るまでの時間を待つよりも、障害があればすぐに、Nutanixのサポートエンジニアが直接そのNutanixクラスターを遠隔で操作し調査をしますので、従来よりもより高速かつ適切に、短時間で問題を解決できます。


ウワサ4
Nutanixは、ハードウェアとソフトウェアで保守がわかれる

真相
一部ホント、一部ウソ

まず、Nutanix純正を購入し、AHVを利用した場合、このウワサは明確にウソになります。それは、NutanixのハードウェアもAHVもNutanix自身がサポートをしてくれるからです。
では、Nutanix純正を購入し、ESXiを利用した場合どうなるかというと、Nutanixに関するソフトウェア・ハードウェアはNutanixが保守を行い、ESXiの問題はVMwareが保守を行うことになります。
じゃあ、保守は2つの窓口に分かれることになるのですね?と聞かれれば、答えはYesです。保守窓口が2つに分かれると、どちらに聞いてよいのかわからないということと、双方で回答が異なるなどが、不安要素になるかと思います。
そこでNutanixは、Nutanix上で稼働しているもので、Nutanixがハイパーバイザーかの切り分けができない場合は、"Nutanixにまず問い合わせてください"というポリシーがあります。Nutanix側で切り分けとどちらが悪いかの判断、明確にハイパーバイザー側の問題であれば、ハイパーバイザーメーカーへの問い合わせ方法について指南してくれます。
どうしても保守窓口は一本化したいという希望がある場合は、DellEMCのXCシリーズ、Lenovo社のHXシリーズを利用することで、ハイパーバイザーとハードウェア、さらにNutanixの内容までを一括で保守受けしてもらえますので、このような心配は、必要なくなります。


ウワサ5
Nutanixの、重複排除・圧縮機能は使い物にならない

真相
ウソ

これも何が根拠で出てきているのかが全く謎です。
まず、重複排除機能ですが、Nutanixのキャッシュエリアに相当する部分の重複排除機能であるインライン重複排除機能と実際の保存領域の重複排除を行うポストプロセス圧縮の2つがあります。ポストプロセス重複排除機能があります。
この2段階のプロセスを経て、負荷をかけずに重複したデーターをきちんと排除し、容量の削減に寄与します。
重複排除による、重複データー分の要領削減はもちろん行われます。
圧縮機能も、インライン圧縮と、ポストプロセス圧縮の2つの圧縮機能があり、2段階での圧縮を行い高い圧縮率でデーターを保存していきます。
重複排除や圧縮機能は、ストレージコンテナ(Datastore)単位で行うことが可能ですので、複数のストレージコンテナを作成し、用途に合わせて利用することも可能です。

Nutanixは、圧縮機能を利用することを強く推奨しています。
これは、重複排除は保存されるデーターによりどれぐらいの容量が節約できるのかが異なり、サイジングしづらいという問題があります。一方で圧縮は、非圧縮ファイルであれば一定の圧縮がかけられるのは明確で、重複排除に比べてサイジングしやすいというメリットがあります。そのため、圧縮機能を積極的に利用することを推奨していますし、合わせて重複排除機能を利用してさらに容量の削減を行うことは、Nutanixでも普通にできることであり、利用してなにも問題はありません。

▼重複排除・圧縮の設定



さて今回も5つのウワサを紹介しました。
Nutanixは、知名度が上がっていく一方でまだまだ、一般的に情報がいきわたっていない側面もあり、正しくない情報が出回ることもありますが、是非正しい情報に触れていただきたいと思います。




2017年9月3日日曜日

Nutanixにかんするウワサを検証その2

Nutanixにまつわるウワサを5つほど紹介をしてきましたが、今回さらに5つの噂の紹介とのその回答をご紹介します。

ウワサ1
Nutanixのサポートはすべて英語で、日本語での受付ができないので、一般のユーザーが取り合え使える代物ではない。

真相
ウソ

この情報はしばしば耳にすることがありますが、これは2017年現在、間違いですね。
Nutanixには、日本にニュータニックス・ジャパン合同会社という日本法人を設立しており、日本人がNutanixのサポートを直接受けてくれます。
日本語での電話サポートもありますし、サポートポータルからWebベースでのケースオープンも可能です。もちろんWebでのケースオープンも日本語(2バイト文字)での記入が可能です。
また、ニュータニックスのサポートは、自社で行っており、委託をせず高いスキルを持ったエンジニアが直接対応をしてくれます。一般的なサーバーメーカーの場合、受付の人がスキルを持たない状態でマニュアルに沿った回答しかしないケースもありますが、ニュータニックスのサポートにおいてそのようなことはありませんし、ニュータニックスはワールドワイドでサポート体制にはかなり力を入れています。
その証拠として、先日の.NEXTでは、出荷数が増えているにもかかわらずサポートに対する満足度も上がっているという結果が発表されています。

▼出荷数とサポートの満足度の情報

▼NPSのスコアは、Webで見ることも可能です。
https://npsbenchmarks.com/companies/nutanix

ちなみに、NPSとは、ネットプロモータースコアの略で、企業に対する価値(ブランドや信頼)を数値化する指標だそうです。
92点という驚異的な高得点が出ていることがわかります。



ウワサ2
NutanixのCVM間の通信はかなり高負荷になるので、接続するスイッチはJumbo Frameに対応していることが必須である。

真相
ウソ

これも全くのウソです。NutanixのCVM間の通信は非常に効率の良い通信が行われており、MTUサイズは通常の1500で動作しています。また、JumboFrame(MTU9000)で動作せることも可能ですが、MTUサイズは1500で十分なパフォーマンスが得られるように設計されています。



ウワサ3
Nutanixは、データーローカリティで仮想マシンが存在するホストのディスクにデーターを書き込むので、仮想マシンがライブマイグレーション(vMotion)すると、すべてのストレージデーターが移動するので、ネットワークが高負荷になる。

真相
ウソ

この話も、Nutanixを敵視しているメーカーからよく出てくる根も葉もない話です。
まず、Nutanixのデーターは、ファイルベースではなくストレージのブロックベースで管理されています。この概念を理解されていないことが、この誤解を生む話になると思われます。
Nutanixは、データーローカリティという概念で、仮想マシンが存在するホストのローカルディスクにデーターを書き込むことで、データーの読み込みは、ネットワークを解さずディスクのローカルバスだけで通信をすることで、高速なリードかつネットワークに負荷をかけないという工夫されたつくりになっています。
この場合、仮想マシンがライブマイグレーションした場合どのようになるかという話ですが、仮想マシンが移動した場合、データーはRF2もしくはRF3で構成されているため、仮想マシンの移行先に複製されたデーターがある場合は、そのデーターをローカルバスを使って直接アクセスを行います。もし、ローカルディスクにデーターがない場合、ネットワークを介してデーターが存在するホストからデーターを取得することになります。
ただ、ここでミソなのは、この動作は仮想マシンがなんらかのデーターを読み込もうとした場合、そのデーターのブロックだけを他のホストからデーターを取得するという動作です。仮想ディスク(VMDK)のファイルすべてを持ってくるわけではなく、必要なデーターブロックだけを持ってくることと、一度他ホストから取得したデーターは、それ以後、仮想マシンが稼働するホストのローカルSSDにデーターをキャッシュする仕組みになっています。そのため同じデーターの2度目以降のアクセスはローカルディスクからのアクセスとなるため、ネットワークを介さず読み込むことになります。
そのため、仮想マシンがライブマイグレーションしても、必要なデーターだけが必要なタイミングで読み込まれえるため、ネットワークに大きな負荷を与えることはありません。



ウワサ4
Nutanixのハードウェアは、故障率が高い。

真相
個人の感覚によるが、ウソに近い

まず、Nutanix純正は、ご指摘の通りスーパーマイクロ製です。これは確かに事実です。
次に故障率が高いかどうかという話ですが、スーパーマイクロのハードウェアは、様々なストレージやアプライアンスメーカーの筐体として、かなり多くのメーカーで採用されています。その実績と信頼があるメーカーですので、壊れやすいかどうかというと、個人的な感覚としては、壊れやすいという印象はありません。
※スーパーマイクロの製品が壊れやすいというのであれば、スーパーマイクロを利用している様々なアプライアンスメーカーの製品すべてに言えることになり、Nutanixだけの問題ではないことも重要です。

ただ、機械ものですので壊れないということは、ありえないと思います。
Nutanixのコンセプトは、ハードウェアに依存しないというところにあります。
またNutanixは、壊れても大丈夫という思想で設計がなされています。壊れないハードウェアは世の中に存在しないわけですから、壊れても、フェールオーバーして稼働を続ける機能を標準で有しているということをしっかり認識しておく必要があります。

また、Nutanixは、OEMとしてDellのXCシリーズ、LenovoのHXシリーズがあり、IAサーバーメーカーのハードウェアを利用したものでNutanixを利用することもできます。また、HPE ProLiantやCisco UCS、IBM PowerでもNutanixを利用することができます。
もしスーパーマイクロのサーバー製品に信用ができない場合は、このようなOEMや対応サーバーメーカーの製品を選択することも可能です。


ウワサ5
Nutanixは、Cisco UCSやHPE ProLiantなど、ソフトだけの提供を強めており、近い将来、純正のNXシリーズは、販売をやめる。

真相
ウソ

これは、明確にウソといえます。その理由は、.NEXT2017にて、NutanixのCEOである、ディラージ・パンディ氏に実際にこの内容を質問した方がおり、回答として以下のような話をディラージ自身が回答しています。

「会社の売り上げの構成比率は、現在と異なり、ソフトウェアの割合が大きくなる可能性はあるが、自社のハードウェアとしてNXシリーズを出し続ける。それは、Nutanixが一番ハードウェアに近いソフトウェアを提供する以上、一番革新的で挑戦的な機能を実装するためには、ハードウェアとの融合が非常に重要であり、それは常にNXシリーズからリリースされる。」(要約)

Nutanixのソフトウェアは、ハードウェアの制御など、たしかにハードウェアに一番近いソフトウェアであるというのは納得できます。
各ハードメーカーの独自の仕様をサポートしつつも、一番シンプルなスーパーマイクロのハードウェアを利用し、様々なNutanixの革新的な機能に必要なハードウェアパーツを付けた形モデルを出すことで、各社のIAサーバーではできないことを、NXシリーズで実現していくということだと思われます。


さて、今回も5つの噂について、解説をしてみました。
Nutanixは、怪しいとか、へんな製品とか思っている人に時々お会いしますが、これはそういった根も葉もないうわさが原因なのかもしれません。
Nutanixについて、こんなうわさを聞いたという方がもしあれば、是非教えてください。





2017年6月3日土曜日

Nutanixにかんするウワサを検証その1

Nutanixは、ハイパーコンバージドの先駆けですが、Nutanixに関する様々ウワサを耳にすることがあります。
そのウワサが本当がそれとも間違いなのかを見ていきましょう。


ウワサ1
Nutanixは、2U4ノードの4台ずつのセットでしか買えない。4の倍数になってしまうので、無駄な投資が発生する。

真相
ウソ

これはあるある勘違いですね。Nutanix純正モデルは、2U4ノードのモデルであっても、1ノードずつ購入することができます。ブレードサーバーのようにシャーシを購入し、そこの1ノードずつ足していくことができます。では、5ノードめを購入する場合はというと、シャーシに1ノードだけ搭載されたものを購入できるので、不要なノード分までを購入する必要はありません。まさに、クラウドのようなPay as you goの形で必要なリソース分だけを手配(投資)する形になります。
また、1U1ノードや2U1ノードのモデルもありますので、2U4ノードにこだわらず、環境にあったモデルを選択することができます。DELLやLenovoのOEMモデルでの2U4ノードモデルでは、4ノードセットでないと手配できないモデルがありますので、こちらは注意が必要です。


ウワサ2
Nutanixは、200Vが必須なので、古い建物などでは200Vが引けないので利用することができない。また電源が非冗長なので、PSUが壊れたら、全ノードが落ちる。

真相
ウソ

これも、明確なウソですね。Nutanixは100Vで運用可能です。
ただし100V電源で2U4ノードのモデルを利用した場合、4ノードのサーバーをすべてパワーオンすると、PSU(パワーサプライユニットつまり電源)の供給能力的に非冗長な状態となり、どちらかのPSUが故障するとノードの電源供給が滞る可能性があります。200Vの場合は1つのPSUで4ノードの電源をカバーできますので、4ノードをすべて電源を投入しても電源が非冗長になることはありません。
では、100Vにおいて電源非冗長にしない構成はできるのでしょうか。
これには2つの手法があります。
1つめは、2U4ノードモデルの場合、1シャーシに2ノードを搭載し、シャーシを分けることで、100V電源でも電源冗長化された状態で運用することができます。
2つめは、NX-3175-G5などの1U1ノードモデル、NX6035-G5などの2U2ノードモデルを採用すると、100V電源でも冗長化された状態で運用可能です。
ただ、古い建物であっても200Vの電源を引くことはそんなに難しいことではありません。ビルの管理会社または電気工事会社に相談をすれば、簡単に工事してもらえるケースがほとんどです。


ウワサ3
1度Nutanixを買うと、ノード拡張が簡単にできるといっているが、同一モデルの同一スペックを買わないといけないが、intelのCPUで新しいモデルが出ると、旧モデルは、製造終了されるので事実上、数年たった後のノード追加は不可能。

真相
ウソ

これも、間違いです。まず、Nutanixの良さは、異機種混合が可能というところです。
例えば、NX-1065-G4の4ノードモデルを購入後、2年後にノード追加の必要が出た場合、NX-1065-G5を1ノード購入し、既存のNutanixクラスターに追加することができます。
ノード追加ができないケースとしては、2015年にNX-1065-G4を3ノード購入し、2年後に1065-G4の追加ノードとして、1065-G4を1ノードだけ手配しようとしても、1065-G4モデルは製造終了しているため、この場合は、1065-G5のシャーシと1065G5のノードを1ノードだけ手配する必要があります。
ブレードサーバーと違い、シャーシは、モデルと世代ごとに変わるため、1シャーシの中に異機種混合はできないということになります。
同一モデルであれば、シャーシ内でスペックを違うノードをシャーシ入れることは可能です。1ノードはメモリーが256GBで、あとノードは512GBで構成ということも可能です。


ウワサ4
Nutanixは、3ノードからしか購入できないので、小規模環境には不向きだ。他社のHCI製品は2ノードからスタートできるのでそちらの方が小規模に適している。

真相
ウソ

Nutanixは、3ノードからのスタートであることには違いがありません。
これは、分散型ストレージである以上、多数決の原理によりクラスターの状態を把握するためです。では、他社のHCIはどうかというと、2ノードで構成できる製品の場合、クォーラム用ノードやWitnessノードなど、HCIの筐体と別に監視用のサーバーが必要なケースがありますので、結果3台のサーバーが必要になってしまうことがあります。(分散ストレージである以上、スプリッドブレインになった際には、多数決がとれることが必要になるからです)こうなると結果3ノードになってしまいます。管理サーバーとして1台のサーバーを用意するよりも3台のリソースを活用する方が、有効的だと思います。
また、Nutanixには、小規模向けとしてXpressモデル(SXシリーズ)が提供されています。こちらは、購入には条件がありますが、条件を満たせれば非常に安価に購入できます。Nutanixは、小規模のには向かないというのは間違いです。

小規模向けお買い得モデルの青い筐体、Xpress(SX)


ウワサ5
Nutanix上でVMware vSphere(ESXi)を利用する場合、ストレージ機能はvSANを利用している。

真相
ウソ

これは真っ赤なウソですね。正直どこからこういう話しになったのかがわからないぐらい不思議なのですが...。
Nutanixは、Nutanixが開発したファイルシステムやストレージアーキテクチャーを、vSphere(ESXi)、Hyper-V、AHV、Xen Serverで提供しています。ハイパーバイザーごとにストレージ機能のアーキテクチャーが変わることはありません。


さて、今回は5つのウワサを検証してみました。
どれもウソという結果になりましたが、Nutanixに関するホントのウワサも募集していますので、え、ホント?と思うようなNutanixの噂を聞いたら是非教えてください。