2022年11月28日月曜日

LCMのDirectUploadを使ったダークサイトでの運用(その2)

前回までに、LCM自体のバージョンアップをWebサーバーを介して行う方法をご紹介しました。

では、LCM2.4系から実装された、ダイレクトアップロード機能を利用してWebサーバー不要で、LCM経由でバイナリをアップデートする方法をご紹介します。

LCMのダイレクトアップロードは、バージョン2.4と2.5で操作方法が異なるため、まずここでは、LCM2.4系の操作方法をご紹介します。

なお、既に現在ではLCM2.4は、バイナリーがダウンロードできなくなっておりLCM2.5のみが提供されております。

まず、アップデートするバイナリをMyNutaxからサポートポータルにアクセスして取得します。

AOSやAHVの場合は、必ず、LCM専用のバイナリーを取得します。


AOSやAHVなど、各種バイナリは、LCM専用で提供されていますので、必ずLCM専用のものをダウンロードします。

あわせて重要なものが、Nutanix Compatibility Bundleのダウンロードです。
このファイルをアップロードせずに、AOSやAHV等のバイナリをアップロードしても、実際のソフトウェアアップグレード画面には、アップグレード可能なバイナリとして一覧に上がってきません。

▼サポートポータルから「Nutanix Compatibility Bundle」をダウンロード


ダウンロードした「Nutanix Compatibility Bundle」とLCM用のバイナリをそれぞれアップロードします。


アップロードが完了したら、「Software」と「Compatibility & Signature」がそれぞれアップロードしたバイナリの数になっていることを確認します。


アップロードされたバイナリが表示されますので、このままチェックを入れて、View Update Planをクリックすることでアップグレードが完了します。

この記事のポイントは2つです。

  1. バイナリは、必ずLCM専用バイナリをダウンロードする
  2. Nutanix Compatibility Bundleをダウンロードする
この2つを手順を忘れずに行う事で、ダークサイトでのダイレクトアップロードによるLCM経由のアップグレードが可能となります。