ラベル vSphere の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル vSphere の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2026年4月25日土曜日

Nutanix Moveで移行できないパターンの紹介

他のハイパーバイザーなどの環境からNutanix AHV環境に移行するケースはかなり増えているかと思います。仮想マシンの移行には、Nutanix Moveで簡単に移行できますという話しは、過去に多々紹介してきた背景もありますし、メーカやIT系の記事でもよく目にします。

しかし、仮想マシンの移行がそんなに簡単にできるものなのか?と疑いを持つ方もいるでしょう。実際に多くのケースでNutanix Moveでの移行ができるのですが、もちろんMoveでの移行ができないパターンもあります。

本日は、Nutanix Moveで移行ができないパターンを紹介します。 


Nutanix AHVとして対応していないゲストOS

レガシーなOS(例えばWindows 2000 Serverなど)や、AHVが対応していないOS(例えばintel版 Solarisなど)は、Moveでの移行をサポートしていません。これは、VirtIO Driverで、該当のOSドライバーを保持していないケースやそもそもAHVで稼働する際の仮想マシン構成がOSをサポートしていないためです。別途ゲストOSにVirtIO Driverをインストールし、Moveを利用し仮想ディスクのデーターそのものを移行することは可能です。Automaticでの移行は、サポートされません。


Windows Server 2008 R2かつUEFIモードの仮想マシン

こちらもAHVで、Windows Server 2008 R2のUEFIモードで、仮想マシンが稼働しないため移行することができません。厳密にいくと移行自体はできますが、AHVでゲストOSが起動しません。


物理サーバーからの移行

Nutanix Moveは、仮想マシンから仮想マシンの移行機能を提供します。そのため、物理サーバーからの移行には利用できません。バックアップソフトの利用など他の方法で移行を検討する必要があります。


サポートされていないハイパーバイザーからの移行

Nutanix Moveがサポートしている移行元の環境は、VMware by Broadcom vSphere、Microsoft Hyper-V、Nutanix AHVとなります。(そのほかパブリッククラウドにも対応)

Xen ServerやProxmoxなど、他のハイパーバイザーからの移行はサポートされていません。仮想ディスクファイルを個別でエクスポート・インポートを行うなどの作業が必要です。


Nutanix AHVから他のハイパーバイザーへの移行

この質問をよくいただきます。AHVからHyper-Vに移行できるのですか?という形のお話です。残念ながら、Nutanix Moveは、Nutanix AHV環境から他のオンプレミスハイパーバイザーへの移行は対応していません。AWSのEC2やAzure VMへの移行はサポートしています。
Hyper-VやvSphereなどの、別のハイパーバイザープラットフォームへの移行は、仮想ディスクの変換処理を行っていただくか、各ハイパーバイザーメーカーで移行ツールを出しているケースもありますので、そちらを確認してください。


Nutanix Moveは、万能移行ツールではありますが、すべての環境のものを移行できるわけではありません。移行を検討されている場合、移行できないケースに該当していないかをあらかじめ確認しておく必要があります。










2018年1月21日日曜日

XRay 2.2をvSphere環境にデプロイする方法

昨年12月末にXRayバージョン2.2がリリースされました。
今までのXRayの機能はそのままに従来課題であったシナリオのカスタマイズもできるようになり、より便利になっています。

XRayは、AHV用のqcow2とvSphere環境向けのOVAが提供されています。

XRayのダウンロードページ
XRayのダウロード先
http://next.nutanix.com/t5/Nutanix-X-Ray/Nutanix-X-Ray-2-2-Download-Binaries-and-Docs/m-p/26386#M65

vSphere環境にこのXRayを展開しようとすると、以下のようにvCenter Serverでエラーが表示されます。

これは、OVAの中に格納されているVMDKファイルが、圧縮されていることに起因しています。この場合、OVFTOOLを利用すればインポートは可能ですが、コマンド操作で各種パラメーターを設定するのも面倒ですので、GUI操作でデプロイする方法をお伝えします。

まず、ダウンロードした、xray-2.2.ovaをxray-2.2.ova.tar.gzにファイル名を変更し、このファイルを解凍します。

今回は、個人利用は無償で利用可能で、小回りの利く「ExpLzh」を利用します。
ExpLzhの詳細は以下でご覧ください。
https://www.ponsoftware.com/archiver/product/product.htm

解凍すると、 「xray-disk1.vmdk.gz」というファイルが出てきます。
これが、エラーの原因であるVMDKが圧縮されているという、そのファイルとなります。
このファイルも解凍し、VMDKファイルを同じフォルダに配置します。


しかし、このままではインポートはうまくいきません。
次にテキストエディタで「xray.ovf」を開きます。

上記にある「<References>」配下を書き換えます。

(変更前)
  <References>
    <File ovf:compression="gzip" ovf:href="xray-disk1.vmdk.gz" ovf:id="file1" ovf:size="3405331650"/>
  </References>

(変更後)
  <References>
    <File ovf:href="xray-disk1.vmdk" ovf:id="file1" />
  </References>

変更後ファイルを上書きします。

この後、OVFをインポートします。
インポートする際に選択するファイルは、「xray-disk1.vmdk」と「xray.ovf」の2つだけを選択します。


これで、インポートを継続することができます。

OVFToolを使うと面倒くさいので、楽してvSphere環境にX-Rayを入れたい場合には、試してみてください。