AOS5.18からストレージの空き容量や表示方法の変更が行われました。
今日は、新しく改善されたストレージサマリーの改善について紹介致します。
Prismのダッシュボード画面にあるストレージサマリー画面が、よりわかりやすくなりました。最も大きい点は、N+1やN+2の耐障害性を意識した際に、ダウンして良いノードの分のストレージの空き容量を保持しておく必要があります。
今までのPrismでの空き容量表示では、全体のキャパシティに対して80%や90%といった閾値をもとに黄色や赤色で表示されていましたが、実際のNutanixクラスターの構成台数によって、1ノード落ちた際にも問題なく稼動できるパーセンテージは変わってきます。
以下を例にして考えてみましょう。例えば3ノードで構成されたNutanixクラスターがあります。1ノード当たりRF2で20TBの容量を提供できるように構成されています。
この場合、Nutanixクラスターとして利用できるストレージ容量は60TBですが、1ノードの耐障害性に絶えられるためには、1ノード分を差し引く必要がありますので、以下の計算式の通り、40TBまでが利用できる容量となります。
となります。この場合、ストレージ容量を割合で考えると、3ノードのクラスターなので1ノード当たりのストレージ提供容量は33.3333・・・%となります。1ノードの耐障害性に絶えるためには、3ノード中2ノードで稼動できる必要があるため、以下の計算式の通り、「100%ー(100%/3)=66.6666・・・%」となります。
すなわち、2台分まで利用可能なので66.6666・・・%までが利用が可能となります。
▼3ノード時における1ノード障害について
一方で、これが4ノードになった場合は、上記の式に当てはめると1ノード当たり25%の割合になるため、1ノード障害時には、75%までストレージを利用することができます。
▼4ノードにおける1ノード障害について

つまり、従来までのストレージですと、90%までストレージを利用していると容量枯渇とか、80%超えたら追加を考えないとといった運用を行うことが出来ましたが、NutanixをはじめとするHCI製品は、ノード障害=ストレージの部分障害と考える必要があるため、ノード数に応じて、ストレージの何%までを使って良いかが変わってきます。
Nutanixにおいては、ストレージの空き容量がN+1に耐えられなくなった場合、Data Resiliency Statusが、Criticalに変わるため耐障害性がなくなったことを知ることが出来ますが、事前にどの容量まで使って良いかは把握しておく必要があります。
今回AOS5.18から、耐障害性を考慮した際にどこまでのストレージ容量を利用して良いかが閾値の表示が出るように改善されました。
▼Storage Summaryに閾値が表示されている

実際にPrismの画面では、StorageSummaryで、このクラスターで耐障害性(N+1)を保つために利用して良いストレージの容量はどこまでかと、閾値を基準にグラフの色が変わるように変更されました。
▼同じストレージ利用率で4ノード時の表示










































