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2026年9月6日日曜日

Prism Centralの認証を2要素認証にする(IdP連携)・その2

前回までに、EntraID側の設定を終えましたので、Prism Central側の設定を引き続きご紹介していきます。

今回、Prism Central 7.6で設定を確認しますが、動作はPrism Central 7.3以降で動作を確認しております。

まず、Prism Central に管理者でログインし、「Admin Center」→「IAM」→「IdP Configuration」から「Add Identity Provider」をクリックし「SAML Identity Provider」をクリックします。


「Import Metadata」をクリックし、「Configuration Name」に、わかりやすい名称をつけ、前回ダウンロードしたフェデレーションメタデーターXMLを読み込みます。XMLファイルを選択したら、Saveをクリックします。


SAMLプロバイダーが登録されたことを確認し、項目をチェックし、「Action」→「Edit」で再度編集画面に入ります。

前回EntraIDの控えたGroupのURLを、「Group Attribute Name」に入力し、「Save」をクリックします。


続いて認証ポリシーを設定します。「Authorization Policies」を選択し、「Crete Authorization Policy」をクリックします。


ツアーの画面が出てきたら、「Skip for now」をクリックします。


左上の鉛筆ボタンをクリックし、ポリシーの名称を設定します。
つづいて、「Select Role」のところで、今回Prism Centralデフォルトのロールである「Cluster Admin」を選択します。テキストボックスに「Cluster」と入力すると、その文字列のポリシーが自動検索・表示されますので、そのポリシーを選択し、「Next」をクリックします。


Define Scopeも、今回は、フルアクセスで設定しますが、実際にはユーザやグループに合わせて見えるオブジェクトを制限する必要がある場合もあると思います。このあたりは、RBAC設定の部分をご参考ください。

(参考)
Prism Centralの活用その4(RBACで操作と見える範囲の権限設定・その1)

続いて、EntraIDでログインできるユーザーおよびグループを指定します。
グループを指定する際は、グループの名称ではなくグループのオブジェクト IDを入力します。最後のSaveをクリックし、設定完了です。

では、別のブラウザでPrism Centralを開いてみましょう。

ログイン画面にEntra IDのボタンが増えていることがわかります。従来のローカルアカウントでログインする場合は、「Log in with your Nutanix Local Account」をクリックします。


Entra IDのボタンをクリックすると、Entra IDのログイン画面に移動します。Entra IDのログイン画面をカスタマイズしている場合は、その画面がそのまま表示されます。

Entra IDの設定で、Authenticatorと連携している場合、以下のようにAuthenticatorの追加認証画面が表示されます。


これで、Prism Centralでログインができるようになりました。


グループでのサインインを必要とする場合、EntraID側の設定とPrismCentral側もグループ参照用の設定が必要になりますので、注意して下さい。

(参考)KB16526 / Configuration Steps for Entra ID (formerly Azure ADFS) Integration with Prism Central





 

Prism Centralの認証を2要素認証にする(IdP連携)・その1

サイバー攻撃が当たり前となる中、Nutanixクラスターは、データが保存されている大事な箱なので、当然ながら攻撃者から狙われるシステムの一つとなります。

クラスターロックダウンによるCVMの保護など、まずやるべきことはありますが、巧妙な攻撃手法で、管理ネットワークに侵入し盗用したあたかも正規のオペレーションで仮想マシンやスナップショットを削除する可能性もあります。

Prism Centralの認証はデフォルトユーザーIDとパスワードでの認証となりますが、このご時世、パスワードだけの保護では、セキュリティ面で十分といえない時代になってきました。

前回は、Prism Element / Centralにおいて、証明書認証の手法をお伝えしましたが、Prism Centralにおいては、SAML連携ができるためIdPとの連携が可能です。

今回は、最も普及しているといっても過言ではない、MicrosoftのEntra IDとの連携方法をご紹介いたします。

あらかじめ、EntraIDが利用できるテナントがあり、ユーザーなども作成済みの前提となります。
なお、EntraIDは、無料テナントであっても連携が可能です。(2026年9月現在Authenticatorによる2要素認証含め利用可能です)ただし、無料テナントでは、グループによる設定ができない点にご注意ください。


まずは、EntraID側の設定を行います。

https://aad.portal.azure.com/

を開き、EntraID管理センターに管理者権限でサインインします。

「エンタープライズアプリ」→「すべてのアプリケーション」→「新しいアプリケーション」で、新しいアプリケーションを作成します。


「独自のアプリケーションの作成」をクリックします。


アプリケーションの名前は、わかりやすいものにします。また「ギャラリーに見つからないその他のアプリケーションを統合します (ギャラリー以外)」を選択し、さくせいをくりっくします。


作成が完了すると、自動的に作成したアプリケーションの概要ページに行きますので、「1.ユーザーとグループの割り当て」をクリックします。


「ユーザーまたはグループの追加」をクリックします。


ユーザーまたは、グループを選択し、「割り当て」をクリックします。


続いて、SAML連携の設定を行います。「シングル サインオン」をクリックし、続いて「SAML」をクリックします。


基本的な SAML 構成の「編集」をクリックします。


識別子と応答URLをそれぞれ追加します。


以下のように識別子・応答URL・サインオンURLを入力します。


それぞれのパラメーターは以下のルールに従って入力します

識別子 (エンティティ ID)
https://<PrismCentralのFQDN or IPアドレス>:9440/api/iam/authn

応答 URL (Assertion Consumer Service URL)
https://<PrismCentralのFQDN or IPアドレス>:9440/api/iam/authn/callback

サインオン URL (省略可能)
https://<PrismCentralのFQDN or IPアドレス>/api/iam/au

※PrismCentralのアドレスは、プライベートのIPアドレスもしくはFQDNで構いません。
ブラウザで実際に利用するユーザーがアクセスできる内部のFQDNやプライベートIPアドレスで構いません。

続いて、「属性とクレーム」項目の「編集」をクリックします。


「グループ要求を追加する」をクリックし、詳細設定画面を表示させます。
「すべてのグループ」を選択し、ソース属性を「グループID」を選択し、保存ボタンをクリックし、設定を保存します。


user.groups [All」が追加されていることを確認します。
このグループのクレーム名のURLをコピーして控えておきます。


これで、EntraID側の設定は完了です。PrismCentral側で読み込むためのフェデレーション用メタデータXMLをダウンロードしておきます。


最後に、Prism Centralにログインできるユーザーをグループで指定する場合、グループのオブジェクトIDを取得しておく必要があります。

EntraIDのグループから、先ほど指定したグループを開きオブジェクトIDを控えておきます。


ここまでで大枠Entra IDの設定が完了しました。
次回は、Prism Central側の設定を行います。