2026年9月12日土曜日

Nutanix+ESXi環境をNutanix+AHVにハイパーバイザーを変更する(その2)

前回までに、ハイパーバイザーのコンバージョン(Convert Cluster)の要件を確認していきました。

今回は、実際の変換までの作業タスクを紹介します。

1.vCenter Serverの退避

vCenter Serverが、変換対象のNutanixクラスター以外のサーバーですでに稼働中であれば、この作業は不要ですが、一般的には既存のNutanix環境上でvCenter Serverが稼働していることが多いと思います。

Convert Clusterを利用するためには、別の環境でvCenter Serverを稼働させる必要がありますので、一時的にvCenter Serverを稼働させるホストを用意する必要があります。

まずは、既存のvCenter Serverのデータバックアップを行います。

既存のvCenter ServerのIPアドレスに、ポート5480を指定してアクセスします。
例) https://vCenterServer IP:5480

すると、vCenter Server管理画面のログイン画面が表示されますので、「root」ユーザーでログインします。(vCenterのAdministratorアカウントではありません)


「バックアップ」から「今すぐバックアップ」を選択し、バックアップを取得します。


ここでは、あらかじめ用意したバックアップ先(SMBファイルサーバー)を指定し、バックアップを取得しています。


バックアップは、仮想マシン台数やログの期間などにもよりますが、そこまで長い時間はかからないと思います。

バックアップフォルダにファイルが保存されたことを確認します。


あわせて、ステータスが完了になったことを確認します。


バックアップの取得が終わったら、既存のvCenter Serverを終了します。
これは、リストア先のvCenter Serverが同じIPアドレスで稼働するため、IPアドレスの競合を防ぐためです。

続いて、新しい環境にvCenter Serverをリストアします。
vCenter ServerのインストールISOをマウントし、インストールウィザードを起動します。
言語をJapaneseに変更し、「リストア」をクリックします。

続いて、バックアップを保存したファイルサーバーを指定します。

リストア先となる、Nutanix以外のESXiホストを指定します。


vCenter Serverのパスワードやデプロイサイズ、データストア、ネットワークを選択し、展開を行います。

ステージ1が完了するのを待ち、ステージ2のウィザードに進みます。


ステージ2のリストア項目に進みます。


ウィザードのバックアップの詳細はすでに選択されているはずですので、サマリーを確認し、ステージ2の処理が完了するのを待ちます。


リストアは、それなりに早く進むと思います。


リストアが完了したことを確認し、もともとのvCenter ServerのIPアドレスで接続できることを確認します。


vCenter Serverに接続後、Prismの「vCenter Server Connection」の部分で、接続が確立していることを確認してください。


これで、vCenter Serverのお引越しは終わりです。

次回は、移行前のvCenter Serverの設定確認を行っていきます。



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