通常操作することはありませんが、たとえばハードウェアのHBAを交換したり、ストレージのエンクロージャー部分のバックプレインを交換などハードウェアのメンテナンス後、CVMが世情に起動しない場合などがあります。
原因は様々ですが(ディスクが見えてないとか、HBAの搭載場所が変わったことでPCIバスの位置が変わっているなど)、CVMがどのような状態でエラーになっているかを確認する必要があります。
しかし、CVMは仮想マシンであることとPrismのコンソール画面は、クラスターメンバーに正常に属しているホスト上で動作する仮想マシンのコンソールを確認することは出来ますが、CVMが起動していない状態では、CVMのコンソールをPrismのGUIから確認することは出来ません。
このような場合、CVMの標準出力(コンソールへの直接出力)に関しては、AHV側に保存されるように設定されています。
CVMの標準出力先:/var/log/NTNX.serial.out.0
CVMが起動途中でハングアップするなど、未知の障害に出くわした場合は、AHVのコンソールから
tail -f /var/log/NTNX.serial.out.0
コマンドでモニタリングをするほか、単純に「/var/log/NTNX.serial.out.0」ファイルをエディタ等で開きログを追いかけることで、トラブルが起きている場所を特定することが出来ます。
あまり使わない(使いたくない)機能ですが、いざというときに覚えておくと便利ですので、押えておきましょう。
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