Nutanix製品は、NCI Release Modelが発表され、従来のLTS/STSに比べ製品バージョンの選定しやすくなったと思います。
アップグレードについても現在では、LCMによりコンパチビリティに適合したバージョンを自動選定してくれるので、特に考えることなく必要なタイミングに応じてアップデートをすることが可能です。
各コンポーネントのアップグレードバージョンはLCMで指定してくれますが、各コンポーネントの順序を事前に押えておく必要があります。
アップグレードの順番は、以下の順番で実行します。
- Prism Centralのバージョンアップ(アップグレードするAOSに対応したバージョンを選択)
- AOSをアップグレード
- AHVをアップグレード
2と3は、LCMで同時にコンポーネントを選択することが出来ます。その場合、AOSアップグレードが優先されて行われます。
ただし、以下のバージョンにおいては、AOS 6.5から6.10にアップグレードする場合、状況によっては同一AOSバージョンないのマイナーバージョンアップや先にAHVをアップグレードする必要があります。
<対象AOS/AHV>
AOS : 6.5 / 6.5.1 / 6.5.1.5 / 5.5.1.6
AHV : 20201105.30398 / 20201105.30411 / 20201105.30417
上記の場合は、以下のステップを踏んでアップグレードを行う必要があります。
- AOS 6.5 および AHV 20201105.30398 の場合、AOS および AHV を、AHV 20220304.x リリースをサポートする任意の AOS 6.5.x バージョン (例: AOS 6.5.6.7 および AHV 20220304.521) にアップグレードしてください。
- AOS 6.5.1、6.5.1.5、または 6.5.1.6 で AHV 20201105.30411 または 20201105.30417 の場合は、AHV を少なくとも 1 回 20220304.242 にアップグレードするか、AOS と AHV を AHV 20220304.x リリースをサポートする任意の AOS 6.5.x バージョン (例: AOS 6.5.6.7 と AHV 20220304.521) にアップグレードしてください。
このケースは大変イレギュラーのケースですが、以下のKBを参考にAOS 6.10へのアップグレードを行ってください。
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