Nutanixも2009年の会社創業から16年がたち、その間に新しい製品が登場したり、製品名称が変わったりしています。
Nutanixのコア製品(CVM)に関わるアーキテクチャーの根幹は、今も昔も変わりはありませんが、これからNutanixを始める人にとって昔のドキュメントを見ると今では見かけない用語に出くわすこともあるかとおもいます。(このサイトも昔の記事は昔の用語で書かれたままになっています)
本日は、今昔でNutanixの用語が変わっている部分をご紹介します。
NOS
現在は、AOSと表現しますが、その昔(だいぶ昔)は、Nutanix OSということで、NOSと言っていた時代があります。未だFoundationでバイナリ投入するディレクトリが、NOSなのはこの名残だったりします。
ABS( Acropolis Block Service )
現在は、Nutanix Volumes からの現在では、NUS(Nutanix Unified Storageの一部)のブロックストレージ機能として呼ばれることもあります。一方Prismの機能名称は、"Volume Group"なので、製品名や機能名称と画面が一致してないというわかりにくい部分でもあります。通称は今でもVolumesです。
AFS( Acropolis File Services )
Nutanix Filesからの今は、NUS( Nutanix Unified Storage )のファイルサーバー機能を指しています。通称は今ではFilesです。
Xtract for VMs
現在は、Nutanix Moveという名称になっています。こちらは2018年ぐらいに名称が変わっているので、Moveで慣れているユーザーは多いかと思います。逆にXtract時代を知っている人は、かなり昔からのユーザーさんであると思います。
Xi / Leap
一番最初のクラウドバックアップサービスがXi(ザイ)から始まり、Leapに名称変更となり、クラウドサービスの機能はそのままLeapでしたが、現在は新規のユーザー受け付けを終了しています。オンプレミスのLeapは、現在、Disaster Recoveryという名称になっています。Prism Centralを利用してDR環境を作成する機能です。
Xi IoT
この製品に直結する継続製品があるのかはちょっとよく分りませんが、当時は、IoT制御のプラットフォームとして提供されていました。
Nutanix Era
現在は、NDBと呼ばれているデータベースソフトウェアの管理ソフトです。個人的にはとても面白いソフトウェアだと思っているのですが、アプリケーション屋さんがNutanixの情報に触れる機会が少ないこともあり、まだまだ知名度が低い気がしています。
Nutanix Mine
Mineという製品群は、現在は販売終了しています。Nutanix Objectsをバックアップ領域として利用する形で現在は製品の体系を変えて存在しています。
Nutanix Calm
現在は、Prism Centralの機能の一部となっておりセルフサービスの機能部分を指します。オートメーション機能でブループリントからの仮想マシン展開をアシストする機能です。2016年にCalm.io社を買収し、Nutanixのオートメーション機能と統合された機能となります。
Nutanix Karbon
NKE ( Nutanix Kubernetes Engine )が純粋な後継に思いますが、Nutanix的には、現在ではNKP( Nutanix Kubernetes Platform )押しなので、おそらくNKPが現行の後継製品になると思います。
懐かしい製品名が沢山出てきました。KarbonやMineのように現在と製品コンセプトが異なる物は、過去のドキュメントを読むメリットはあまりないかもしれませんが、MoveやFilesなどは、昔の実装からかなり進化をしていますので、その歴史をたどるという意味では過去のドキュメントを読んでみるのも楽しいかもしれません。
0 件のコメント:
コメントを投稿