2018年9月25日火曜日

PrismCentalの使いどころ(その9) 現実に近い予測をするX-Fitを知る

※この機能はPrismProのライセンスが必要な機能の紹介です。
(PrismCentralは展開後60日間PrismProの機能を体験利用できます)

今まではPrismStarterで利用できる機能を中心に見てきましたが、今回はPrismProの肝でもあるPlan(計画)機能について見ていきます。

まずPlan機能において押さえておくべき機能がX-Fitです。
X-Fitは単純に言うとPrismCentarlに搭載されている機械学習の機能です。
今までのリソース管理とは、一般的に閾値を中心にした管理でしたが、閾値の設定は、それぞれの仮想マシンなどの監視対象の状態により異なり、その監視対象ごとにおけるフィットする閾値の設定というのは、閾値設定者の勘と経験がどうしても必要になります。
X-Fitは、仮想マシンやクラスター全体のCPUやRAMストレージなどを監視し、普段どのように動作しているかの"ふるまい"を観察(洞察)し、どのようにリソースが消費されていくかなどの状態から、未来の状況を予測したり、普段のふるまいから逸脱したものを見つけてアラートを出すような機能を持っています。

単純に言えば、普段からおりこうさんな仮想マシンが素行の悪い行為をしているのを見つけたら、即座にアラートがあがるようなもので、普段から素行が悪いものが、急に素行が良くなった場合もアラートが発動するといった感じでしょうか。

X-Fitのアーキテクチャーに関しては、X-Fitの解説(Seasonal Timeseries
Analysis and Forecasting using Tournament Selection)に詳しく書かれています。

実際のところX-Fitの動きを細かく知ったところで難しい話になしかならないと思っています。簡単に、普段のふるまいをもとに、リソース状況の今後の予測やよりよいリソースの活用法を指南してくれる機能だと思っていればよいかと思います。

次回からはX-Fitを使った機能を紹介していきます。




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