前回までに、Nutanix CEをインストールする準備ができました。
ここからは実際にインストールを行ってい期待と思います。
まずは、前回作成したUSBメモリーをサーバーに接続し、電源を投入します。
BIOSでNECのロゴマークが表示されたら、F10キーを押し、ブートメニューを表示させます。
そこから、接続したUSBメモリーを選択し、インストーラーを起動します。
起動にはしばらく時間がかかりますので、20~30分程度待ちましょう。
インスーラーが起動したら、各メディアの設定を確認します。
HDDは、ストレージのキャパシティになりますので「D」
SSD 256GBは、ハイパーバイザーとCVMの起動領域専用となりますので「H」
SSD 2TBは、CVMのメタデーター領域とホットデーターのキャパシティ領域となりますので「C」を選択します。
あとは、IPアドレスを設定します。Host IPとCMV IPは、必ず同一のセグ目とである必要があります。そのため、サブネットマスクは、1つしか入力する枠がありません。
Next Pageを押すと、EULAが表示されます。キーボードの「Page Down」を押すと早くスクロールできます。
I accept ~にチェックを入れ(スペースキーを押すとチェックが入ります)、Startを押します。
およそ10~15分ぐらいでインストールは終わると思います。(環境によります)
インストール後は、Yを入力し、インストール用のUSBメモリーを取り外してください。
再起動後は、AHVが自動起動します。見た目上はインストールが終わっているように思えるのですが、裏でCVMの構築・設定動作が始まりますので、再起動した後は15分ぐらいそのまま、待っておくのが良いと思います。
15分後、TeraTermなどのSSHに接続できるソフトウェアで、CVMに接続します。
接続するユーザー名は、「nutanix」パスワードは「nutanix/4u」です。(デフォルトのユーザーとパスワードです)
もし、接続ができない場合、IPアドレスが間違っていないかと10GにNICが搭載されている場合10NICだけがアップリンクに設定されることもありますので、複数NICある場合は、NICのカード毎にケーブルを差し替えて接続を試してみて下さい。
接続が完了したら、クラスターの作成を行います。
1ノードクラスターの場合
--cluster_external_ip <ClusterVIPのIP> \
--cluster_name CE-CLUSTER01 \
--dns_servers 8.8.8.8(DNSサーバーのIP) \
--container_name STORAGE01(ストレージコンテナ名) \
--ntp_servers 210.173.160.27(NTPサーバのIP) \
--redundancy_factor=1 \
create
3ノード以上のクラスターの場合
--cluster_external_ip 192.168.53.140 \
--cluster_name CE-CLUSTER011 \
--dns_servers 8.8.8.8 \
--container_name STORAGE01 (ストレージコンテナ名) \
--ntp_servers 210.173.160.27 (NTPサーバのIP) \
--skip_discovery \
create
3ノード以上の場合、IPv6リンクローカルIPアドレスで、CVMを探しに行くのですが、「--skip_discovery」でIP4アドレスで直接クラスターを組みに行く動作に変わります。
ストレージコンテナの名称やClusterVIPのパラメーターは、必須ではありませんが、最初から入れておくと便利です。
DNSのIPアドレスは、必ず生エビ起臥できる環境を用意しましょう。Nutanix CEは、インターネット上のMyNutanixのアカウントでアクティベーションを行いますので、併せてインターネットに接続できる状態を用意しておきましょう。
コマンド事項後に「Success !」が出れば、クラスター作成は完了です。
ブラウザで、ClusterVIPのIPアドレスまたは、CVMのIPアドレスにアクセスします。
ログイン画面が表示されたら、ユーザー名に「admin」、パスワードに「Nutanix/4u」を入力します。
パスワードの変更画面が表示されます。パスワードに設定できる条件がかなり厳しく、以下の条件を満たす必要があります。