そのため、Nutanixのソフトウェアは、OEMで他のベンダー経由での手配も可能です。
そのOEMとして提供されているメーカーの1つがDELLです。
DELLから提供されるNutanixは、DELLのPowerEdgeをベースにNutanixのソフトウェアを搭載して出荷されています。Nutanix純正がNXシリーズと言われることに対して、DELLモデルはXCというモデルで展開されています。
XC430-4
1U1ノードのR430ベースのモデルになります。ディスクスロットは3.5インチで4スロットとなり、最小2本のSSDで構成します。CPUは1個か2固化の選択が可能です。
XC630-10
1U1ノードのR630ベースのモデルとなります。ディスクスロットは、2.5インチで10スロットとなり、SSDを最小2個搭載することができます。
XC730-16G
2U1ノードのR730ベースのモデルとなります。ディスクスロットは、2.5インチとなりスロット数は16個となります。SSDは最小2個の搭載となります。
XC730xd-24 / XC730xd-12
2U1ノードのR730ベースのモデルとなります。730xd-24は、2.5インチで24個のスロットが提供されます。
730xd-12は、3.5インチで12個のディスクスロットが提供されます。
XC6320-6
Nutanix純正モデルの標準と同じような、2U筐体に4ノードのサーバーが入るモデルです。1ノードあたり6本の2.5インチスロットが提供され、2本のSSD以上を搭載することが可能です。
XC730-12C
こちらは、Nutanix純正モデルにあった「6035C」と同じストレージ専用モデルとなります。R730をベースとしたモデルで、12本の3.5インチディスクスロットを提供し、最小2本のSSDからの構成が可能です。NX-6035Cと同じですから仮想マシンは動作しないモデルとなります。
DELLモデルの特徴は、Nutanix純正のモデルに比べて、搭載するCPUやRAMの構成、ディスクの構成が自由に選べるところが特徴です。純正のNutanixでは、SSDやHDDはモデルごとに搭載できる本数に制限がありますが、DELLモデルは、スロット数の範囲内であれば、自由に本数を決めることができます。
また、ベースがpowerEdgeですので、iDRAcをそのまま利用できるため、エージェントレスでサーバーのコンポーネント情報を細かく確認することができます。
また、DELLのOpenManageを利用して既存のDELL製IAサーバーとも統合管理ができるところは、ハードウェアメーカーならではの特徴だと思います。
モデル構成もOEMメーカーの中では一番ラインナップが充実していると思います。