以前の記事で紹介したとおり、どちらかというとレプリケーション周りの機能追加が多いのですが、普段の利用においても利便性が向上する機能追加が行われています。
その1つが、AHV環境における、仮想マシン稼働中の仮想NICのVLAN変更です。
AOS5.16までは、パワーオン状態の仮想マシンにおいて、NICのVLAN変更を行うことが出来ませんでした。パワーオフの場合はVLAN変更が可能ですが、acliコマンドでの実行でしかできませんでした。
しかし、AOS5.17においては、待望のPrism UIから、しかも仮想マシンがパワーオン状態であってもVLANの切り替えが可能となりました。
何気ないというか、vSphereであれば何年も前から出来ていたことですが、やっとAHV環境でも出来るようになったことは、嬉しいことです。
実際、稼働中の仮想マシンにおいてVLANの変更というのはまずあり得ないと思いますが、検証環境やネットワークの動作確認を行う際には、VLANの変更機能は必要不可欠だと思います。
Nutanixは、ユーザーの意見を常に反映する機能アップデートを行っていますので、このような小さい機能であってもリクエストを上げることで、聞いてもらえるという、Nutanixがお客様視点で製品が作られているという一面を見ることが出来るところでもあると思います。