2018年9月17日月曜日

PrismCentalの使いどころ(その1)Deploy編

PrismCentralとは、Nutanixで標準搭載されているPrismUIを踏襲し、複数のNutanixクラスターを管理したり、X-Fitによるより高度な監視ができます。
両方ともPrismというUIの名称で呼ばれるため、分けて表現をする際には、CentralとElementという表現を使うことがあります。

Prism ElementCVMで提供されるNutanixを持っていればすぐに利用することのできるUI
(Nutanixクラスター単位)
Prism Central仮想アプライアンスを展開することで利用できるUI
複数クラスターをまとめて管理することが可能

PrismCentralはNutanixの中であっても外であってもどちらに展開してもかまいません。
また、仮想アプライアンスは、AHV、ESXi、HyperVと各ハイパーバイザーごとに提供されているため、どのハイパーバイザーの上にでもPrismCentralを稼働させることができます。

PrismCentralのスペック

Small4vCPU / 16GB RAM / 500 GiB HDD
Big8vCPU / 32GB RAM / 2500 GiB HDD

PrismCentralをNutanix上に展開する場合、AOS5.1以上では、PrismElementの右上にある、Centralの項目で「Register or create new」でPrism CentralをDeployすることができます。

▼Prism ElenetからRegisterをクリック

▼Deployを選択

▼利用したいバージョンを選択


▼Deployタイプを選択します

また、PrismCentralは、冗長構成である3VMのDeployモデルが選択できることも特徴です。

あとは、サイズとIPアドレスなどを入れてDeployボタンを押すだけです


わずかこれだけで展開が可能です。

なお、手動でPrismCentralをDeployした場合は、CVMに対して以下のアクションを行います。

  1. OVF等でDeploy後のPrismCentalVMに、SSHで(ユーザー:nutanix パスワード:nutanix/4u)で接続
  2. vi /etc/sysconfig/network-script/ifcfg-eth0 を開き、IPアドレスを以下のように設定します
    DEVICE=eth0
    NM_CONTROLLED=no
    ONBOOT=no
    BOOTPROTO="none"
    BROADCAST=192.168.XXX.255
    NETMASK=255.255.255.0
    IPADDR=192.168.XXX.YYY
    GATEWAY=192.168.XXX.254

  3. CVMを再起動します
  4. 再度SSHでログインし、以下のコマンドを入力します

  5. cluster --cluster_function_list="multicluster" -s static_ip_address create

  6. 完成
では、次回からPrismCentralの機能を見てみましょう






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