2018年9月22日土曜日

PrismCentalの使いどころ(その6) 監視の基本アラートの設定方法

※今回紹介の機能は、PrismStarterでもPrismProでも利用可能です。

監視において、何らかの危険予兆を見つけたらあらかじめアラート情報を通知してくれる機能は、運用監視において基本ですね。
Nutanixにおいても同様にアラートをメールで送信する機能があります。

アラートはまずEmail送信の設定がなされていないと話が先に進みませんので、あらかじめSMTPサーバーの設定をしておきましょう。

アラートは、あらかじめ設定されているものもありますので、まずは、ConfigureのAlert Policyでアラートの設定を見てみましょう。



作成されたシステム(たぶんシステムで作成されたという意味だと思います)という怪しい日本語をクリックするとあらかじめデフォルトで設定されたアラートを確認することができます。

では、実際に自分でアラートを作成してみたいと思います。
まずは、新規のアラートポリシーをクリックします。

監視のエンティティタイプは
「クラスタ」「ホスト」「仮想マシン」の3つになります。

指標は監視項目です。エンティティに合わせて様々なものが選択できます。
影響のタイプは、パフォーマンスやキャパシティなどを選択できます。

アラートを自動解決するのチェックボックスは、発生したアラートが48時間以内に解決した場合、そのアラートを自動で解決済として設定する機能です。
挙動異常の項目はPrismProライセンスを保有している場合、設定が可能な項目です。これは普段の挙動から逸脱した範囲を設定し、それを異常と判断します。
たとえば、いつもCPU負荷率が70%の仮想マシンがある日25%までCPU負荷が下がると、おそらく仮想マシン内でプロセスか何かが落ちたと思われます、すなわちこれは、通常ではない異常になるわけです。

PrismStarterの場合はその下の静的しきい値の設定のみが行えます。
警告までの値と、クリティカルと判断される場合の値の範囲をそれぞれ入れていきます。
なお、クリティカルの範囲は警告の範囲を含むように設定する必要があります。

アラート発生の条件となり状況の維持時間は、アラートの条件に合致してそれが一定の時間内に解決される場合、アラートとして記録しないようにするための待機時間です。

最後にポリシー名を確認し、保存を行います。


この条件に適合する事項が起きれば、自動的にアラートのメールがPrismCentralから送られてきます。


残念ながらメールの内容は英語ですが、普段のオペレーションにおいては必要な内容しか記載されていませんので、英語であっても問題な内容だと思います。

なお、メールの件名および、メール本文の下にカスタムで任意の文字を入れることが可能です。(設定はE-Mail Configurationで行います)そこでは日本語の表示も行うことができます。


アラートは監視の中で最も利用する機会があるものだと思います。
適切な閾値の設定を行い、障害を未然に予知する設定を入れておきましょう。
カスタムなポリシーを作らずとも、デフォルトポリシーのままでアラートメールを受信する設定を入れるだけでも十分に監視の役割を果たすと考えられます。








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