では早速NDBの展開を行っていきます。
NDBは、Nutanixプラットフォーム(NC2を含む)で、ハイパーバイザーが、AHVもしくはvSphereの環境に対応しています。
2023年7月現在、最新のNDBは、「2.5.2.1」となります。今回は、AHVバージョンを利用して作業を行います。
AHV用のqcow2を、Nutanixサポートポータルから取得します。
AHVのイメージサービスにダウンロードしたqcow2を登録します。
展開したqcow2を元に仮想マシンとして展開します。
NDBの仮想マシンは、以下のスペックをベースとして展開してください。
vCPU Core : 4
vCPU Socket : 1
RAM : 16GB
モード : Legacy BIOS
NIC : 任意のVLAN(マルチNICも対応)
※参考
Installing NDB on AHV
なお、IPアドレスの設定は、cloud-initを使って設定可能ですが、vSphereの場合は、設定方法が異なる事から、今回は、AHVでもvSphere寛容でもどちらでも適用可能な、仮想マシン起動後にコマンドでIPアドレスを設定する方法をご紹介します。
仮想マシンが構成できたらパワーオンを行います。コンソール画面を開き、以下のユーザー名とパスワードでシェルにログインします。
パスワード : Nutanix.1
IPアドレスを設定するため以下のコマンドを入力します。
era-server > era_server set ip=付与したいIP netmask=付与したいネットマスク gateway=付与したいデフォルトゲートウェイ nameserver=DNSサーバー ntp_server=NTPサーバー
注意すべき点は、era-serverコマンドで、NDBプロンプトに入ります。その次にIPアドレスを付与する際にコマンドは、era_server(eraのあとがアンダースコア)であることに注意してください。また、NDBの仮想マシンはキーボードが101キーボード設定になっています。106/109キーボードの場合、アンダースコアー(_)は、「Shift+-(ハイフン)」、イコール(=)は、「^(ハット)」になりますのでこちらも注意してください。
NTPサーバーとDNSサーバーは、任意入力となりますが、NTPは特に設定しておくことを強くお勧めします。(タイムマシン機能時の時間ずれを防止するため)
このコマンドが実行完了するまで、しばらく時間がかかります。
設定が完了したら、ブラウザで指定したIPアドレスにアクセスします。
EULAが表示されたら、同意し、adminユーザーの新しいパスワードを設定します。もし、EULAが表示されない場合、以下のデフォルトユーザーでログインを行います。
ユーザー名 : admin
パスワード : Nutanix/4u
ログインに成功すると、以下のような設定画面が表示されます。
次回は、ウィザードの内容に従って、初期設定を行います。
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