前回までに、LCM自体のバージョンアップをWebサーバーを介して行う方法をご紹介しました。
では、LCM2.4系から実装された、ダイレクトアップロード機能を利用してWebサーバー不要で、LCM経由でバイナリをアップデートする方法をご紹介します。
LCMのダイレクトアップロードは、バージョン2.4と2.5で操作方法が異なるため、まずここでは、LCM2.4系の操作方法をご紹介します。
なお、既に現在ではLCM2.4は、バイナリーがダウンロードできなくなっておりLCM2.5のみが提供されております。
まず、アップデートするバイナリをMyNutaxからサポートポータルにアクセスして取得します。
AOSやAHVの場合は、必ず、LCM専用のバイナリーを取得します。
AOSやAHVなど、各種バイナリは、LCM専用で提供されていますので、必ずLCM専用のものをダウンロードします。
あわせて重要なものが、Nutanix Compatibility Bundleのダウンロードです。
このファイルをアップロードせずに、AOSやAHV等のバイナリをアップロードしても、実際のソフトウェアアップグレード画面には、アップグレード可能なバイナリとして一覧に上がってきません。
▼サポートポータルから「Nutanix Compatibility Bundle」をダウンロード
ダウンロードした「Nutanix Compatibility Bundle」とLCM用のバイナリをそれぞれアップロードします。
アップロードが完了したら、「Software」と「Compatibility & Signature」がそれぞれアップロードしたバイナリの数になっていることを確認します。
アップロードされたバイナリが表示されますので、このままチェックを入れて、View Update Planをクリックすることでアップグレードが完了します。
この記事のポイントは2つです。
- バイナリは、必ずLCM専用バイナリをダウンロードする
- Nutanix Compatibility Bundleをダウンロードする
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