AOS5.16がリリースされさらにLCMが2.3になったことにより、AHVもLCMでのアップデートが推奨のアップデート方法となりました。
しかし、このAHVのアップデートですが、今までのOne Click Upgradeでは、ダークサイトであってもNutanix Support PortalからAHVのバイナリとメタデーターのJSONファイルを予めインターネットが接続できる環境でダウンロードした後、Prismからこのファイルをアップデートすれば良かったのですが、LCM2.3以降は、ダークサイトでのアップデートの手順が異なっております。
まず、以前紹介した「インターネットにつながっていない環境でLCMのアップデート方法」を元にLCMのバイナリを配置したWebサーバーを用意します。その後、My Nutanix Supportの「KB8838」を参考に現在利用中のAOSにあわせたAHVのバイナリをダウンロードします。
※本KBは、My NutanixからSupport Portalにログインできるユーザーのみ参照可能です。
2020/5/10現在、以下のAOSバージョンに合せたLCMダークサイト用のAHVバイナリが提供されています。
AOSのバージョンに合わせてダウンロードするバイナリが異なるため、事前によく確認をしておく必要があります。
ダウンロードした、tar.gzファイルを展開し、「ahv-build」フォルダとその配下を、LCMのバイナリを配置しているWebサーバーのドキュメントルートに配置します。
この準備が出来たらPrism側のLCMで、Perform Inventoryを実行すると事で、新しいAHVのバイナリがアップデート対象として上がってきます。
今まで、バイナリをアップデートすればすぐ終わる話だったのが、LCMになることですこし手間になっているようにも感じますが、昨今は、管理系もインターネットにつないで、サポートから常に新しい情報を元に監視し疑わしい障害を早く発見するといった新しいアプローチがアメリカでは標準になりつつ有り、Nutanixもその考え方に基づいて設計されています。Nutanixクラスターがインターネットに接続できる環境の場合、LCM用のWebサーバーも必要なく、環境に合わせて必要な情報を自動で取得してきますので、ダークサイトでのLCM運用に比べかなりの手間を省くことが出来ます。
セキュリティを意識しながらもインターネットに管理系をつなぐことも今後は検討することもひとつかと感じます。
セキュリティを意識しながらもインターネットに管理系をつなぐことも今後は検討することもひとつかと感じます。
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