今回は、リストアの方法をご紹介したいと思います。
リストアもPRISMの画面から行います。
前回と同様、PRISMのメニュー画面から、「Data Protection」クリックします。
AsycDRの画面でTableを選択し、リストアした仮想マシンが設定されているスナップショット管理名(ジョブ名)を選択します。
ジョブを選択し、画面下側ペインのLocal Snapshotsすると、取得されているスナップショットの一覧が表示されます。
Restoreをクリックすると、そのジョブで対象にした仮想マシン一覧が表示されます。
リストアしたい仮想マシンを選択し、リカバリの方法を選択します。
リカバリの方法は、既存仮想マシンを上書きするか新しい仮想マシンとして作成するかを選択します。既存の仮想マシンを上書きする場合、既存の仮想マシンがパワーオン状態であっても強制的にパワーオフされてリストアが行われます。リストア終了後も仮想マシンはパワーオフのままになりますので、上書きする場合(あまりないと思いますが)は、注意が必要です。
Pathには、リストアしたストレージコンテナ(vSphereでいうDataStore名)を入力します。
パス入力なので「/Datastore名」と入れる必要があります。
別の仮想マシンとしてリカバリする場合、「VM Name Prefix」に名称を入れると既存の仮想マシン名称の前に、指定した名称が入ります。
入力しない場合「Nutanix-Clone-」というものがPrefixとして仮想マシン名の頭に付きます。
OKをクリックするとすぐにリストアが開始されます。
リストアにかかる時間は遅くとも20秒程度でしょうか。それぐらい高速にリストアが完了します。
その理由は、以前の投稿で記載したとおり、ストレージブロックの結びつきだけを操作しているからであり、ファイルデーター等を解凍しているような従来のバックアップソフトとは根本的に異なるためです。
リストアが完了すると、自動的にハイパーバイザーの管理画面から仮想マシンとして見えるようになります。(下のスクリーンショットはvSphereの例)
あとは仮想マシンを起動すれば、普通の仮想マシンとして利用することができます。
注意点としては、リストアした仮想マシンの元の仮想マシンが稼働中のまま、スナップショットからリストアした仮想マシンを起動すると同一のホスト名やIPアドレスで起動してしまいますので、業務に支障を来す可能性があります。
適宜、検証用のネットワークに割り当てを変更(ポートグループの変更)を行うなどの対応を必要に応じて行いましょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿