2018年12月11日火曜日

Nutanixの新しい試験体系2018年版をあらためて確認

この記事はNutanix Advent Calendar(2枚目) 2018 12/11の記事です

※この記事は2018年現在の資格制度情報です。2020年~2021年の資格制度は、「2020年(2021年度版)Nutanix資格試験制度について」を御確認ください。

Nutanixの試験制度は、昔からあったのですがこの2018年に試験内容や試験名称などが大きく変わりました。
今回は、この試験の名称やそのカバレッジ範囲、受験対象者などの情報をみていきたいと思います。

まずは、エンジニア向けにオープンな資格です。

NCP(Nutanix Certified Professional)
Nutanixのコアコンポーネントの理解を問われる内容が中心に出てくるNutanixの登竜門的な資格です。VMware Certified Professional(VCP)のように、Nutanixを使うにあったってい理解しておくべきことを問われる問題が多数出ます。
試験は全てオンラインで行われます。(全て英語)
2019年1月末までは、1回まで無償で受験することができます。


NCAP(Nutanix Advanced Certified Profesional)
NCPのさらに上の問題。メトロアベイラビリティなど、高度な機能が多く問題に出題される傾向です。また、実際の運用をベースにして、最適解を求められるような問題も出題されるため、ただの技術というよりかは、実践のスキルが必要となります。
試験は全てオンラインで行われます。(全て英語)
NCAPは、まだ正式リリースされていないため現在は受験することはできません。


NPX(Nutanix Platform Expert)
エンジニア系における最高峰の試験。
NPXトレーニングは全て英語で、かつ、試験官からのお題に対してプレゼンをする必要があるなどかなりハードルが高い試験内容です。試験官の当たり外れもあるように思いますが、英語でのプレゼントなるため日本人にとってハードルは高いものになります。

NCP→NCAP→NPXは、Nutanixのパートナーの有無に関係なく受験ができる試験となります。

これ以下は、Nutanixのパートナー向けつまり、Nutanix Partner Network(NPN)に提供される試験体系です。
まずは、エンジニア向けからです。


NCSE(Nutanix Certified Systems Engineer) Level.1
Nutanixを販売するSE、つまり、セールスエンジニアやプリセースルエンジニア向けに提供される試験です。オンラインのビデオとそれに付随した内容が約60問の試験になって出てきます、昔はNSESと呼ばれていたレンジにものになるが、問題はセールスにおけるテクノロジーの紹介が中心となっています。


NCSE(Nutanix Certified Systems Engineer) Level.2
まだリリースされていないため、全容は不明ですが、おそらくNCSE Level.1の次のステップに当たると思います。

NPNパートナーSE向けの試験は現在、NCSE Level.1しか提供されていません。



次に、コンサルティングパートナー向けのものを紹介します。

NCPI
こちらは、試験というよりもトレーニングを受講することで取得できる資格です。
Foundationの実施による初期キッティングから、vCenter ServerやSCVMMの基本的な設定のお作法を中心に学習するコースです。


CCIC (Core Competency Install & Config)
CCICは、Nutanixパートナーがオンラインで学習できるトレーニングになります。
ラッキングや初期の設定方法などNCPIの内容と合わせて学習することで導入に関する内容が主となります。トレーニングは2日間です。


NCS(Nutanix Consulting Specialist )
Nutanixコンサルティングスペシャリストとしてのデプロイメントやマイグレーションなどを学習するトレーニングです。トレーニングは4日間で、このトレーニングとテストを受けることで、NCSの認定を受けることができます。

では次にパートナー向けの営業向けトレーニングをご紹介します。

NCSR(Nutanix Certified Sales Representative) Level.1〜3
Nutanixの営業向けのトレーニングです。販売の仕方(構成)や事例などを学び、Nutanixの基本を語ることができるスキルを身につけることができます。


NCSX(Nutanix Certified Sales Expert)
営業のスペシャリスト向けの問題です。現在受験できるかは不明...


業種別に簡単にまとめると以下のようになります。

エンジニアリングが伴うものは、どの業種であっても、NCPが必要になります。
最後にNPXが関わってくるもつらいのですが、そういう流れのようです。
コンサルタントをやりながら、エンジニアリングをするのであれば、NCAPも状況によって必要になってくるでしょう。
こう考えると、トレーニングや試験制度は充実していますが、上を極めるにはかなりハードルが高くなっていることも事実です。
Nutanixの販売パートナーであるNPNは、このルールに準じて、パートナーレベルに応じた必要なトレーニングや資格を取得する必要があります。

明日は、私の指導者でもある@gowatanaさんです。






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