今年も1年1回のNutanix最大のイベント、Nutanix .NEXTがはじまりました。
今年も昨年同様全面のオンラインとなりました。
日本では、10/7に日本人向けに「Nutanix .NEXT JAPAN」が開催されますので、日本語で提供される詳細な情報は、こちらに参加して頂くのが良いと思いますが、まずはワールドワイドで開催される.NEXTの情報を、個人的な視点ですが、簡単にまとめておきたいと思います。
まずは、CEOであるRAJIVより、Nutanixにおける近況の話がありました。 RAJIVは、2020年末にNutanixのCEOに着任したことから今年が初めてのNutanix .NEXTの参加となります。 | |
ここでは、日本の自動車メーカーであるトヨタ自動車が、3DCAD VDIをNutanix上で稼動させ、3Dモデル情報などを世界中で簡単にシェアができるようになったとの発表がありました。 | |
2023年には、半分のワークロードがパブリックラウドに移行し、2024年には、より多くのワークロードがパブリッククラウドで動作するだろうと話がありました。2024年、それはもうすぐそこの話しですね。 その一方で、パブリッククラウドに支払うマージン費用は、年間で1000万ドルに上るという紹介がありました。 | |
全てをパブリッククラウドに持っていくことは、コスト面で得策ではないが、パブリッククラウドのメリットを利用することも大事であり、マルチクラウド・ハイブリッドクラウドが重要である。 Nutanixは、マルチクラウドプラットフォームを提供し、ユーザーの管理を楽にさせることがミッションであると伝えられていました。 | |
クラウドプラットフォームの管理には、運用の自動化、セキュリティガバナンスの監視などが求められます。 ハイブリッドクラウドには、DRやデーターの階層化(Cold/Hotデーター)などの利用があります。 これらをシンプルなプラットフォームをNutanixは、提供していくそうです。 | |
この1枚のスライドに、AHVがRedHatの認定ハイパーバイザーになったことや、LeapのDRダッシュボードがリリースされたことなど、EraによるDB展開機能で大幅にDBの構築作業が効率化できるようになったなどの説明がありました。(かなり盛りだくさんでした) また新しいデーターガバナンスサービスとして、「Nutanix Data Lens」が発表されました。 ユーザーのデーターのセキュリティとコンプライアンスを管理するハイブリッド/マルチクラウド向けのアクセス制御を提供するそうです。 | |
マルチクラウドの管理として、画面のデモが行われておりました。 このシステムの名前が出てこなかったのですが、昨年発表されたNutanix Centralの画面ではないかと思います。 | |
またマーケットプレイス経由でOpenShiftが簡単に展開できる説明も行われました。 これはおそらく、Nutanix Clustersの上に展開している物と思われます。 | |
RedHatからは、MARCO BILL-PETER氏が、コンテナプラットフォームとしてNutanixを利用できることの重要性を解説していました。 ストレージやハイパーバイザーなど、OpenShiftを稼動させるプラットフォームが1つで全て揃うことのシンプルさであり、今後も共同のロードマップを用意するという説明もありました。 | |
もう一つ大きな発表としては、Nutanix Clusters on Azureの発表です。昨年の.NEXTから発表がなされておりましたが、Test Driveにon Azureの体験が出来るようになりました。 https://www.nutanix.com/azure | |
最後に、CitrixとNutanixのより深いビジネスの協業についての説明がありました。 プレスリリースにも記載されています。 NutanixがFrameを買収し、VDIソリューションとしてはFrameがファーストチョイスと思われてしまっている側面もありますが、Citrix+AHVの強みも生かし、クラウドライクなFrameとトラディショナルな企業の柔軟な要望に応えられるCitrixを選択できるようになる(今までも選択できましたが)ということです。こちらは改めてのメッセージとなるかと思います。 |
本日はDay1ということもあり、全体的なお話しが多く技術的な細かい話しまでは、ありませんでしたが既にNutanix Data Lensという気になるキーワードも出てきました。
明日のDay2が楽しみです。
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