今回は機能ではなく、メンテナンス時のAFSの起動と終了方法について抑えていきたいと思います。
AFSは、無停止でソフトウェアアップグレード(OneClick Upgrade)ができる点や、容量拡張も無停止でできる側面から、AFSを止めてメンテナンスをするということは、まずないといえるでしょう。
ただ、社内の電源設備点検や、移設作業など、なんらかの理由によってNutanixクラスターを停止させる場合、あらかじめAFSのサービスを安全に停止した上で、Nutanixクラスターの停止を行う必要があります。
AFSのシャットダウンは簡単です。
- 任意のCVMにSSHでログインします。
- 「minerva -a stop」コマンドを入力します
- 自動的にAFSのサービスが終了し、AFSのFSVMがシャットダウンされ、パワーオフ状態になります。
以上で終了です。
とても簡単で、かつ、各FSVMをすべてシャットダウンしてくれるのは大変便利です。
シャットダウンはFSVMの数により異なりますが、今回の検証環境では、3台のFSVMで、だいたい3分程度でシャットダウンがで完了しました。
では、起動はというとこちらも簡単で以下の手順で行います。
- 任意のCVMにSSHでログインする
- 「minerva -a start」
- 自動的にFSVMが起動し、AFSサービスが起動する
こちらの起動も3台のFSVM環境で、約1分程度で起動が完了しました。
もちろん、起動完了後は、\\afs01で普通にアクセス可能となります。
▼menrva -a startコマンド実行後、3分程度でファイルサーバーにアクセス可能
シャットダウンコマンドと起動コマンドは、CVMから発行することと、コマンド自体(minerva)も忘れずに覚えておきましょう。
起動コマンド
nutanix@NTNX-HVXXXX-A-CVM:192.168.XX.XX:~$ minerva -a stop
シャットダウンコマンド
nutanix@NTNX-HVXXXX-A-CVM:192.168.XX.XX:~$ minerva -a start
これで、急なメンテナンスや停電によるUPSシャットダウンにも安心して対応が可能です。
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