2022年8月27日土曜日

新しい長期サポートバージョンAOS6.5がリリース

AOSのLTS(長期サポート版)バージョン6.5がリリースされました。

今回は、長かったAOS5.Xから初めて6というメジャーバージョンが大きくアップデートしたバージョンとなります。

AOS6.5は、STS(短期サポート)でリリースされたAOS6.0からAOS 6.1.までの機能がまとまってリリースされたものとなりますので、新バージョンではありますがSTS時代にテスト・検証されたものが、長期サポートとしてリリースされることになりますので、パッチレベルが0であっても安定的したソフトウェアを提供するバージョンとなります。

では、まずどのような機能がリリースされたのかをAOSのバージョンごとにダイジェストで見ていきたいと思います。


DR機能

  • ダッシュボード監視とレポート
  • VStore 保護のための強化された NearSync レプリケーション スケジュール
  • 強化された非同期レプリケーション スケジュール
  • VSS スナップショット バックアップ タイプの変更
  • Leap 復旧ポイントを使用したインプレース エンティティ リストアのサポート
GPU

  • 仮想 GPU を備えた VM の ADS サポート
  • vGPU 対応 VM のライブ マイグレーション
ネットワーク

  • IGMP スヌーピング
  • AHV ホスト上のスイッチ ポート アナライザー
  • クラスタでの IPv6 の有効化
  • Virtual Private Cloud と Virtual Private Network をサポートする Flow Networking
  • Hyper-V でバックプレーン トラフィックを物理的に分離する
  • Flow を独立したサービスとしてアップグレードする機能
  • VPC トラフィックに基づくセパレート フロー ネットワーキングのサポート
  • ネットワーク セグメンテーションの機能強化

クラスター高可用性

  • リビルドの進捗状態表示
  • リビルド時の容量の予約
  • 高可用性のための強化された障害検出
  • ホストの交換後のネットワーク構成の復元のサポート

クラスター構成機能

  • ディスク単体を大容量ディスクへの交換をサポート
  • クラスタ拡張時のストレージ専用ノードのサポート
  • 強化されたクラスタ拡張機能
  • クラスタからの複数のノードの削除

ストレージ機能

  • ストレージ コンテナー: RF1でストレージコンテナーを構成可能
  • ごみ箱: ごみ箱によって使用される領域を解放
  • 1つの仮想ディスク構成時のパフォーマンスの向上
  • VMセントリックのストレージ ポリシー
  • ボリューム用の新しい CHAP アルゴリズムのサポート
  • ストレージ概要ウィジェットの容量レポート機能の強化
  • NVMeとOptane ティアリング


パッと見ただけでもたくさんの機能が追加されています。
とくにAOS6系では、1ノード障害時に対してアプローチが増えたりノード拡張やノードの取り外しの利便性が向上しております。


次回、ピックアップして機能を紹介したいと思いますが、今回は簡単に紹介できるPrism UIのダークモードについて紹介したいと思います。

昨今流行のダークモードがPrismにも搭載されました。
(まだTechPreviewの機能のようですが...)

設定は簡単です。Prismの設定からUI Settingで設定を行います。


OSのデフォルト設定を取得して自動判断するモードも搭載されています。
設定すると即座にダークモード表示に変わります。


どうも個人的には見慣れませんが...

ちなみに、Prism Centralもダークモードに設定することが出来ます。


普段の業務でPrismを凝視することはそこまで無い気がしますが、目に優しいダークモードでPrismを触ることが出来ます。なお、2048ゲームは、そのままです...







0 件のコメント:

コメントを投稿