2024年8月20日にNutanix CE 2.1 (AOS 6.8.1ベース)がリリースされました。
CE2.0 (AOS 6.5.2)ベースの物から、アップデートでAOS6.8.1にアップグレードすることは可能なのですが、AHVが、「2022系(el7)」から6.8.1で利用される「2023系(el8)」にアップグレードが、CEの場合は、出来ないようです。
では、改めて仮想化環境が見なおされている昨今、自宅で利用できるNutanix CE環境をお手軽に作ることができないかを考えてみました。
自宅にサーバーを置くということを考えるとハードルが高いので、以下の条件を元に考えていきたいと思います。
<選定の条件>
- 静音・省スペースであること
- コスト面から最新のCPUではなく、古いものでもよい
- メモリーは、64GB以上搭載できる
- IPMIを搭載したサーバーモデルであること
(長時間運用に耐えられる機器)
モデルとしては新しくありませんが、パフォーマンスの検証などをするのではなければある程度は動作するだろうというレベルと、やはり手頃な価格です。
私は、新品のモデルを2万円で入手しましたが、オークションサイトなどではもっと安く手に入るとおもいます。
ただ、この(NP8100-2797YP1)は、本当の最小限スペックのため、このベースモデルでは、Nutanixを稼動させることはできません。
NP8100-2797YP1のベーススペック
これでは、話になりませんので、パーツ交換を前提にする必要があります。
NECから更改されているアーキテクチャー図が公開されていますので、確認するとCPUは、Celeron/Pentium/Core i3/Xeon (Coffeelake-s)と記載されています。
i3の次がいきなりXeonで、CoffelakeとなるとE-2100/E-2200シリーズとなるため、パーツの流通も少なく、1個あたりオークションサイトでも2万円近くするためあまり現実的ではないようにも思います。
なにより、メモリーが64GBまでのサポートというのは、ちょっと納得いきません。
もう少し情報はないものかと思い、内部を見ているとこのサーバーは、NEC御用達、GIGABYTE製のメインボードであることが、実機を見るとわかります。
ということで、GIGABYTEの製品情報をこちらから確認してみます。同じモデルはありませんでしたが、MX32-BS0という兄弟モデルの情報がありました。おそらくNECのモデルはこのメインボードのカスタマイズモデルのように思われます。(BS0は、M.2スロットがありますが、NECのMX32-PH1は、M.2スロットがPCI 16xのスロットになっています)
こちらの図を見てもベース情報はあまり変わりありません。
しかし、Coffe Lake-Sであれば、Core i7 8700の利用ができることや、Core i7 8700からは、メモリーサポートも128GBまでサポートされているはず。
ということで、今回は試しに、Core i7 8700とメモリー128GBを搭載して動作するかを確認してみます。
次回は実際に、パーツを交換してみたいと思います。
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