AOSのLTS(長期サポート版)バージョン6.5がリリースされました。
今回は、長かったAOS5.Xから初めて6というメジャーバージョンが大きくアップデートしたバージョンとなります。
AOS6.5は、STS(短期サポート)でリリースされたAOS6.0からAOS 6.1.までの機能がまとまってリリースされたものとなりますので、新バージョンではありますがSTS時代にテスト・検証されたものが、長期サポートとしてリリースされることになりますので、パッチレベルが0であっても安定的したソフトウェアを提供するバージョンとなります。
では、まずどのような機能がリリースされたのかをAOSのバージョンごとにダイジェストで見ていきたいと思います。
DR機能
- ダッシュボード監視とレポート
- VStore 保護のための強化された NearSync レプリケーション スケジュール
- 強化された非同期レプリケーション スケジュール
- VSS スナップショット バックアップ タイプの変更
- Leap 復旧ポイントを使用したインプレース エンティティ リストアのサポート
- 仮想 GPU を備えた VM の ADS サポート
- vGPU 対応 VM のライブ マイグレーション
- IGMP スヌーピング
- AHV ホスト上のスイッチ ポート アナライザー
- クラスタでの IPv6 の有効化
- Virtual Private Cloud と Virtual Private Network をサポートする Flow Networking
- Hyper-V でバックプレーン トラフィックを物理的に分離する
- Flow を独立したサービスとしてアップグレードする機能
- VPC トラフィックに基づくセパレート フロー ネットワーキングのサポート
- ネットワーク セグメンテーションの機能強化
クラスター高可用性
- リビルドの進捗状態表示
- リビルド時の容量の予約
- 高可用性のための強化された障害検出
- ホストの交換後のネットワーク構成の復元のサポート
クラスター構成機能
- ディスク単体を大容量ディスクへの交換をサポート
- クラスタ拡張時のストレージ専用ノードのサポート
- 強化されたクラスタ拡張機能
- クラスタからの複数のノードの削除
ストレージ機能
- ストレージ コンテナー: RF1でストレージコンテナーを構成可能
- ごみ箱: ごみ箱によって使用される領域を解放
- 1つの仮想ディスク構成時のパフォーマンスの向上
- VMセントリックのストレージ ポリシー
- ボリューム用の新しい CHAP アルゴリズムのサポート
- ストレージ概要ウィジェットの容量レポート機能の強化
- NVMeとOptane ティアリング
パッと見ただけでもたくさんの機能が追加されています。
とくにAOS6系では、1ノード障害時に対してアプローチが増えたりノード拡張やノードの取り外しの利便性が向上しております。
次回、ピックアップして機能を紹介したいと思いますが、今回は簡単に紹介できるPrism UIのダークモードについて紹介したいと思います。
昨今流行のダークモードがPrismにも搭載されました。
(まだTechPreviewの機能のようですが...)
設定は簡単です。Prismの設定からUI Settingで設定を行います。
OSのデフォルト設定を取得して自動判断するモードも搭載されています。
設定すると即座にダークモード表示に変わります。
どうも個人的には見慣れませんが...
ちなみに、Prism Centralもダークモードに設定することが出来ます。
普段の業務でPrismを凝視することはそこまで無い気がしますが、目に優しいダークモードでPrismを触ることが出来ます。なお、2048ゲームは、そのままです...
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