2020年12月8日火曜日

NutanixにおけるイメージングツールFoundation(その7)Foundationの流れ

今回はFoundationの画面を使って実際のイメージングを行う手順を紹介します。

Foundation VMの「Nutanix Foundation」アイコンをダブルクリックしてFoundation画面を表示します。もしくは、FoundationVMのIPアドレスにポート8000番(http://FoundatioVM-IP:8000)を付けて他の端末からブラウザでアクセスしても構いません。


すると、以下のような画面が表示されます。


では、1つずつの項目について見ていきます。

1.If you have used install.nutanix.com, import the configuration file.
こちらはNutanix Foundationページから事前パラメーター設定をしたものをインポートする際に利用します。今回は、この項目今回利用しません。

2.Select your hardware platform:
こちらはこれからイメージングするハードウェアメーカーを選択します。

4.Do you want RDMA passthrough to the CVMs? 
こちらはRDMAを利用するかになります。NVMeモデル以外は基本「No」を選択します。

5.What type of LAGs will your production switch have?
こちらは、Nutanixのノードに繋いでいるスイッチにLAGを構成している場合にStaticかLACPを選択します。Foundationでイメージングをする際には、ネットワーク周りが原因で失敗するとトラブルシュートに時間がかかりますので、最初はActive/StandByモードで設定して、あとからLAG等のチーミングの設定をするのがおすすめです。

6.To assign a VLAN to host/CVMs, enter the tag:
ホストとCVMにタグVLANを付与する場合に設定します。VLANを利用する場合、Foundation VMも指定したVLAN IDで疎通が出来る必要があります。

7.Nutanix requires all hosts and CVMs of a cluster to have static IPs in the same subnet. Pick a subnet:
ハイパーバイザー及びCVMに付与するIPアドレスのセグメントのサブネットマスクとデフォルトゲートウェイを入力します。ハイパーバイザーとCVMは同一セグメントである必要があります。

8.Pick a same or different subnet for the IPMIs as well, unless you want them to have no IPs.
IPMIに付与するセグメントのPアドレスのセグメントのサブネットマスクとデフォルトゲートウェイを入力します。IPMIは、CVM/ハイパーバイザーとは違うセグメントであっても問題はありませんが、セグメント間はルーティングされて、双方がNATなしでアクセスできる必要があります。

9.Double-check this installer's networking setup.
ネットワークのチェック項目になります。基本チェックを入れず、ネットワークのテストを行うようにしましょう。

List of existing interfaces
こちらは、Foundationで利用するNICを確認します。


ここまで準備をすると、「Next」をクリックします。

次の画面に行くと自動的に、ノードのDiscoveryが実行されます。



Discoveryが終わると、ハイパーバイザーとCVMが起動していて、ディスカバリーに応答したノードの情報が表示されます。

出てきた一覧には、ノードポジションも表示されます。2U4ノードのモデルの場合、A~Dのポジションがあり、こちらの図ではDポジションのノードが検出されていることが分ります。今回は、XC430をイメージングしたいと思いますので、イメージングしたい3ノードにチェックを入れます。
各種IPアドレスを入力する必要があります。IPアドレスは1項目ずつ入れることも可能ですが、Toolsの「Range Autofill」を選択すると、自動入力の枠が上段に表示されます。

追加された項目IPアドレスを入力すると、自動で連番のIPアドレスが入力されます。

自動入力の際、連番を5~8にしたい場合、最初の値(5)を入れると5~8で自動的に採番されます。

必要なIPアドレスやホスト名などのパラメータおを入れ終えたらNextボタンを押します。


次回はクラスター作成に必要なパラメーターを紹介します。







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