NutanixでAHV環境におけるOVA対応は、今までもOVAファイルを展開して仮想ディスクファイル等を個別でインポートすれば、稼働させることができるという形で運用が可能でした。(OVAでパッケージングされていことにメリットがあるものを分解してアップロードするという時点でかなり無理やり感がありますが...)
一方でAHVで展開した仮想マシンをExportする機能は存在していませんでした。
しかし、Prims Central 2020.8以降、OVAの取り扱いができるようになりました。
今日は、仮想マシンのOVA/qcow2エクスポートとOVAインポートについてご紹介します。
操作には、Prism Centralを利用します、今回は、「Prism Central 2020.9.0.1」で確認を行います。
<エクスポート方法>
Prism Centralの仮想マシン一覧から、エクスポートしたい仮想マシンを選択し、Actionから、「Export as OVA」を選択します。
エクスポートの名称とQCOW2とVMDKのどちらの形式に知るかを選択し、Exportボタンをクリックします。
すると、Exportのタスクが作成されます。エクスポートボタンを押してもすぐにOVAファイルがダウンロードされるわけではありません。
次に、メニューから、「Virtual Infrastructure」から「OVAs」を選択します。
ここで、エクスポートされたOVAファイルが表示されます。(当然ながらエクスポート中のタスクが完了している必要があります)
ここから、先ほど選択したファイルをダウンロードします。
<インポート方法>
OVAのインポートは、先ほどの「Virtual INfrastructure」の「OVAs」の画面から行います。
ここで、インポートするクラスターおよび、OVAの名称を入力します。
Nameを入力せずに、OVAファイルを選択すると自動的にNameにOVAのファイル名が記入されそのままインポートが開始されます。
OVAファイルを選択する前にすべての項目を入れておかないと、OVAファイルを選択した時点ですぐにインポートが始まってしまいます。
アップロードが完了すると、一覧に表示されますので、そこからActionボタンから、「Deploys as VM」を選択します。次に、BIOS/UEFIの設定や、ディスク構成、ネットワーク構成を設定します。
ディスクの追加やNICの追加は、Attach Disk、Attach to Networkをクリックします。
OVAに設定されているNICに対してVLANを割り当てる場合、鉛筆マークをクリックしVLANの割り当てをおこないます。
最後に、PrismCentralで利用するカテゴリ(未記入可能)、タイムゾーンを設定します。cloud-initやsysprepを利用することもできます。
0 件のコメント:
コメントを投稿