この記事はNutanix Advent Calendar(1枚目) 2018/12/1の記事です
AOS5.10がLTSバージョンとして、11月末にリリースされました。年末が近いこともあり、年末年始でインフラ周りのメンテナンスの際に、AOSアップグレード行う方も多くいるかと思います。
まあ、そもそもAOSはシステム稼働中であったとしても安全にシステムを止めることなくアップグレードすることができます(業務がフル稼働中にあまりやる作業ではありませんが)ので、そんなにかしこまってやる作業ではないのですが、従来のシステムメンテナンス形態を取られているデーターセンター等では、今までのルールに則り、業務外の時間にメンテナンス時間を作成し作業をされる方が多いと思います。
さて、AOSのアップグレード時に注意する事項が一つあります。
それは、「/home/nutanix」の容量枯渇です
Nutanixを長く利用していますと、いろいろな物がたまってくることと、AOSバイナリは今は4GBを超える大きな容量であるため、AOSアップグレード前チェックで/home/nutanixの容量不足でアップデートが失敗することがあります。
(参考)/home/nutanixの容量が枯渇すると、OneClickUpgradeに失敗します
この際にお掃除するべきは、/home/nutanixです。
まずは、消費しているディレクトリを確認します。
SSHでCVMにログインします。
まずは、使用容量を確認します。
nutanix@NTNX-1-B-CVM:X.X.X.X:~$ df -h
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
/dev/md0 9.8G 6.0G 3.3G 65% /
devtmpfs 16G 0 16G 0% /dev
tmpfs 512M 4.0K 512M 1% /dev/shm
tmpfs 16G 640K 16G 1% /run
tmpfs 16G 0 16G 0% /sys/fs/cgroup
/dev/loop0 240M 3.1M 221M 2% /tmp
/dev/md2 40G 24G 15G 62% /home
/dev/sdb4 600G 82G 513G 14% /home/nutanix/data/stargate-storage/disks/BTHC6490032S800NGN
/dev/sda4 600G 82G 513G 14% /home/nutanix/data/stargate-storage/disks/BTHC648105XJ800NGN
/dev/sdc1 660G 85G 568G 13% /home/nutanix/data/stargate-storage/disks/BTHC64810ABU800NGN
tmpfs 3.2G 0 3.2G 0% /run/user/1000
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
/dev/md0 9.8G 6.0G 3.3G 65% /
devtmpfs 16G 0 16G 0% /dev
tmpfs 512M 4.0K 512M 1% /dev/shm
tmpfs 16G 640K 16G 1% /run
tmpfs 16G 0 16G 0% /sys/fs/cgroup
/dev/loop0 240M 3.1M 221M 2% /tmp
/dev/md2 40G 24G 15G 62% /home
/dev/sdb4 600G 82G 513G 14% /home/nutanix/data/stargate-storage/disks/BTHC6490032S800NGN
/dev/sda4 600G 82G 513G 14% /home/nutanix/data/stargate-storage/disks/BTHC648105XJ800NGN
/dev/sdc1 660G 85G 568G 13% /home/nutanix/data/stargate-storage/disks/BTHC64810ABU800NGN
tmpfs 3.2G 0 3.2G 0% /run/user/1000
この環境では、/home/nutanixが、62%の使用率ということでまだ余裕ですが、実際の環境では長く使っていると90%を超えていることもよくあります。
この際のお掃除をすべきディレクトリは以下のディレクトリ配下です
/home/nutanix/data/cores/
/home/nutanix/data/binary_logs/
/home/nutanix/data/installer/
/home/nutanix/data/ncc/installer/
/home/nutanix/data/log_collector/
/home/nutanix/foundation/isos/
/home/nutanix/foundation/tmp/
/home/nutanix/data/binary_logs/
/home/nutanix/data/installer/
/home/nutanix/data/ncc/installer/
/home/nutanix/data/log_collector/
/home/nutanix/foundation/isos/
/home/nutanix/foundation/tmp/
ここで、注意が必要です。
まず、これらはこのディレクトリ配下のファイルやディレクトリを消す必要があります。
このディレクトリを直接消してはいけません。
「/home/nutanix/data/installer」は、現在インストール使用としているAOS5.6バージョンのバイナリ以外を消す必要があります。
「/home/nutanix/foundation/isos/」は、使っていないハイパーバイザーのバイナリだけを消してください。
なお、「df -h」で見ていると「/home/nutanix/software_downloads/」も容量
を多く使ってくる一覧で上がってきますが、こちらは、OneClickUpgradeの画面で管理されている関係から、直接ファイルを消すことは禁止されています。
またこのディレクトリ配下のファイルもお掃除対象です
/home/nutanix/data/binary_logs/*
/home/nutanix/data/cores/*
/home/nutanix/data/cores/*
こちらは、このディレクトリ配下のディレクトリは削除せず(当然このディレクトリも削除してはいけません)にファイルだけを消す形になります。
なお、CVMはノードの数だけありますが「allssh」でrmコマンドを実行すると、がっさりきえてしまいますので、面倒かもしれませんが、1台ずつ確認しながらファイルを消すことをおすすめします。
詳細は以下のKBを参考にしてください。
http://portal.nutanix.com/kb/1540
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