この記事はNutanix Advent Calendar 2017/12/3 の記事です
今日は、AHVにおける小ネタをご紹介します。
AHVから仮想マシンに提供されるNICは、「Nutanix VirtIO Ethernet Adapter」が提供されます。これは、Windowsの場合、Nutanixから提供されるドライバーを適用しないと利用できません。
▼Windows Server 2016にNGTインストール後のNICの様子
仮想アプライアンス製品や、OSにカスタマイズが出来ない場合、デバイスドライバーを後から入れることが困難なこともありますので、vSphere ESXiの場合、昔から互換性の高い「Intel NIC」の1つである「e1000」の互換デバイスを仮想マシンに提供できます。
実はNutanixのAHVにおいても「e1000」の互換NICを仮想マシンに提供可能です。
今日は、この「e1000」NICの追加方法をお教えします。
この方法は、コマンドでしか出来ません。
まず、任意のCVMにSSHでログインします。
その後、acliに入り、以下のコマンドを入力します。
vm.nic_create 仮想マシン名称 model=e1000 network=ネットワーク名
仮想マシン名称には、Prismで登録した仮想マシン名称を入力します。
ネットワーク名は、Prismで登録したVLAN名称を入力します。
登録が完了すると、「NicReate: complete」と表示されます。
なお、このコマンドは対象の仮想マシンがパワーオン状態でも作業可能です。
そうすると、仮想マシン上ではe1000のNICが認識していることがわかります。
Windows Server 2016の場合、e1000ドライバーはWindows標準で搭載しているので、そのまま認識されます。
Nutanixから、NGTによりNICドライバーは提供されていますので、通常はe1000ドライバーを使うことはまず無いかと思いますが、OSやそのほか互換性の都合でIntel NICを利用為たい場合は、AHVでも対応可能であることは是非知っておいていただきたいです。
明日は、広くて深いスキルをお持ちの@intertoさんです!
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