2018年5月22日火曜日

いろんなアクロポリスの名称を確認

Nutanixというと「アクロポリス」というキーワードがよく出てきます。
Nutanixおいてアクロポリスというキーワードは非常に重要ですが、時にアクロポリスというキーワードの誤った使い方を耳にすることがあります。
今日はNutanixにあるたくさんのアクロポリスをひもといて、是非ただしいアクロポリスというキーワードを知ってほしいと思います。

AOS (Acropolis OS)
CVMの中で稼働するOSのこと。Prismなどの画面サービスもそうですが、ハイパーバイザーへのストレージサービスなどの機能を提供する。
アクロポリスというと、一般的にAOSを指すことが多い。なお、AOSは、ハイパーバイザーの種類に関係なくNutanix上で提供される。

AHV(旧Acroplis Hyper Visor)
昔はアクロポリスハイパーバイザーといっていましたが、今はAHVが正式名称です。
Nutanixが提供するハイパーバイザーの製品です。KVMがベースとはなっておりますが、Enterpriseで必要な機能が各種拡張されており、企業のシステム基盤で利用するになにも心配のすることのないハイパーバイザーとして完成度が非常に高まっている。
よく、AHVで稼働させることをアクロポリスで稼働させるという表現を聞きますが、これは間違いです。正しくはAHVで稼働させるとなります。

ABS(Acropolis Block Services)
Nutanixが提供する、iSCSIベースのブロックストレージサービス。
Nutanix上で稼働する仮想マシンに対して提供する場合は、Starterライセンスで良いが、Nutanixの外に設置した物理サーバー等からiSCSIでマウントする場合には、Proライセンスが必要。スナップショットの取得や、取得したスナップショットの別の仮想マシンへのマウントなど、エンタープライズストレージが持つ機能を保有している。

AFS(Acroplis File Services)
Nutanix上で稼働するファイルサーバーサービス。AFS2.XまではCIFSのみだったが、AFS3.0からNFS4.1にも対応した。
Windows上立てるファイルサーバーと違い、Nutanixの良さである必要に応じて無停止での拡張ができることと、NASヘッドが最大16台のVAで分散処理されるため大変高速な処理が行える、尚、VSS機能はABE機能など、ファイルサーバーとしての機能も大変充実している。

ACS(Acroplis Container Services)
Nutanix上でDockerコンテナを操作する製品。ACS1.0は残念ながら終息した。

5つのアクロポリスについて説明をしました。
アクロポリスという名称で説明をするとどれを指しているのかがわかりにくくなりますので、是非略称を覚えていただき、AOSやAHVなど正しい名前で呼んであげてください。





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