2016年12月11日日曜日

HyperVからAHVへの仮想マシン移行その1

AHVの魅力は、Nutanixとの相性の良さと無償で高度なハイパーバイザー機能を提供してくれるところだと思います。
実際にNutanixを利用する際には、AHVのメリットを生かすために、現状他のハイパーバイザーで稼働していた仮想マシンをAHVへ移行することを考える必要があります。

vSphereからの移行の場合以前に紹介した、クロスハイパーバイザー機能を活用するなどして簡単に移行することが可能です。
しかし、"無償"というキーワードからの移行で考えると、Hyper-Vからの移行を検討される場合もあるかと思います。
今回は、Hyper-VからAHVへの移行方法をご紹介したいと思います。

まず、Hyper-Vの種類から先におさらいをしておきたいと思います。

Hyper-Vは、Windows Server 2008から搭載されたハイパーバイザー機能です。
その後、Windows8からは、クライアントOSにもHyper-Vが搭載されています。
大きくわけると、仮想マシンの世代として第1世代と第2世代という世代設定が2つあります。第2世代は、2012R2から搭載された機能で、BIOSではなくEFIになっているなどの、新しいアーキテクチャーが積極的に取り込まれているのが特徴です。

あと、世代に関係なくもう1つ注意する点は、仮想ディスクの形式です。
VHD形式とVHDX形式があり、Windows Server 2012より搭載されたのが、VHDX形式です。
64TBまでの容量サポートをされていることから、Windows Server 2012 R2では、ウィザードで仮想マシンを作成すると、自動的にVHDXが選択されます。
Windows Server 2008 R2でのHyper-V環境であれば、VHD形式しか選択できませんので、自動的にVHDとなります。

この仮想マシン世代と、仮想ディスクの形式に注意をしながら、AHVへの仮想マシン変換を行っていきたいと思います。

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